2019年4月 - 2022年3月
フラボノイドメトキシ基の構造機能学解析-代謝ダイナミックスと癌免疫療法への新展開
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究代表者は、柑橘類果皮に含まれるスダチチンに抗肥満および免疫増強作用が有することを明らかにしてきた。スダチチンはフラボノイドに分類され多数のメトキシ基を有する構造的特徴がある。本研究では、ポリメトキシフラボノイドの一種であるノビレチンは、ヘルパー17型T細胞の分化を抑制し、自己免疫性脳脊髄膜炎の病態を軽減することを明らかにした。これらの治験は果皮に含まれるポリメトキシが自己免疫疾患に対して将来的に機能成分として応用する可能性を示す成果である。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K11768
- 体系的課題番号 : JP19K11768