共同研究・競争的資金等の研究課題

2015年4月 - 2017年3月

コンクリートの膨張材によるひび割れ低減技術の高度化

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B)  若手研究(B)

課題番号
15K18156
体系的課題番号
JP15K18156
配分額
(総額)
4,160,000円
(直接経費)
3,200,000円
(間接経費)
960,000円

膨張材は,エトリンガイト(AFt)や水酸化カルシウム(CH)といった膨張性水和物を生成することにより自己収縮低減に寄与するとされていたが,本研究により,超高強度領域の水セメント比においては,AFtは自己収縮低減にほとんど寄与せずCHの生成がより大きな効果を有していることが明らかになった。
また,膨張材を多量に使用した場合,セメントペーストが十分に硬化した後に未反応の膨張材が水和反応し,膨張圧による有害なひび割れを発生させる場合があること,これらの遅れ膨張は,水分が十分に供給されていない条件でも発生しうることが明らかにされ,膨張材の使用量には上限を設ける必要性が再確認された。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-15K18156/15K18156seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15K18156
ID情報
  • 課題番号 : 15K18156
  • 体系的課題番号 : JP15K18156