地球化学及び環境試料中のセシウムやレアアースの化学種解析のための高分解能XASの利用
32nd Goldschmidt Conference (Goldschmidt 2022)
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- 開催年月日
- 2022年7月
- 記述言語
- 英語
- 会議種別
微量元素の化学種解析は、環境挙動の理解促進のために重要である。X線吸収端近傍構造(XANES)法は化学種解明に強力なツールであるが、目的元素の濃度が薄い場合、他元素からの干渉により測定が困難になる問題がある。この問題を克服するため、本研究では、エネルギー分散型及び波長分散型の新しいXANES測定法を実施した。特に波長分散型の手法を用い、粘土鉱物に吸着したバリウムとセシウムについて高分解能XANESを測定したところ、既存の手法では見分けるのが難しかった吸着サイトの違いや構造の違いが見分けられることが示唆された。