2015年1月
インターネット調査によるデータ収集の課題―不良回答、回答時間、および地理的特性に注目した分析―
E-journal GEO
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- 巻
- 10
- 号
- 1
- 開始ページ
- 81
- 終了ページ
- 98
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.4157/ejgeo.10.81
- 出版者・発行元
- The Association of Japanese Geographers
社会調査環境の変化を受けて,廉価で迅速にデータを収集できるインターネット調査に注目が集まっている.本論文では,標本の代表性と測定の精度という二つの側面からインターネット調査の課題を整理するとともに,実際に行われた調査データを用いて,回答行動,回答内容,そして地理的特性について分析した.その結果,インターネット調査における標本の偏りや,「不良回答」が回答時間と関連していることを確認し,地理的特性がそれらと一定の関連をもつことを指摘した.さらに,地理学における今後のインターネット調査利用の課題と将来の利用可能性について考察した.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.4157/ejgeo.10.81
- ISSN : 1880-8107
- CiNii Articles ID : 130005103687