2013年
半促成メロン(Cucumis melo L.)の接木栽培におけるCucumis属野生種台木の実用性
茨城県農業総合センター生物工学研究所研究報告
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- 巻
- 13
- 号
- 13
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 4
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 茨城県農業総合センター生物工学研究所
メロンつる割病レース1,2yに対して真性抵抗性を有するCucumis属野生種が,ネット系メロンの半促成栽培において,台木として利用可能であるかを確認するため,生育や収量,果実品質への影響についてメロン,カボチャ台木と比較した。その結果,ニシインドコキュウリ(C. anguria)およびツノメロン(C. metuliferus)台木では,メロンおよびカボチャ台木よりも草丈,葉長,葉幅および展開葉数が低く,到花日数が長くなった。重量およびネット密度は,メロン台木とは差が認められなかった。可溶性固形物含有率(糖度)は,メロンおよびカボチャ台木と比べてニシインドコキュウリ台木では高くなったが,ツノメロンでは低くなった。硬度は,メロンおよびカボチャ台木よりも高くなった。食味は,カボチャ台木と同等で,メロン台木よりも劣った。これらの結果より,ネット系メロンの半促成栽培では,ニシインドコキュウリおよびツノメロンの台木としての利用は困難であると考えられた。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/120005581224
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11232364
- URL
- http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010852461 本文へのリンクあり
- ID情報
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- ISSN : 1341-2809
- CiNii Articles ID : 120005581224
- CiNii Books ID : AA11232364