2014年7月 - 2019年3月
ケアの現場と人文学研究との協働による新たな〈老年学〉の構築
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究の主な成果は、①近代日本における「老年学」の草創期(明治末~大正期)では、人文学の研究が「老年学」の全体構想の中に位置づけられており、さまざまな分野を総合するという意識があったこと、②過去から現在まで「40歳」「40代」が身体的な問題から“老い”のはじまりと捉えられており、この年代の意味をあらためて考える重要性、③“老い”を考える際に「迷惑をかけたくない」という意識が日本において過去から現在にまで共通して見られ、この意識について歴史的、比較文化的に考察する必要性、の3点である。
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- ID情報
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- 課題番号 : 26310105
- 体系的課題番号 : JP26310105
この研究課題の成果一覧
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論文
5-
本村昌文ほか編『老い-人文学・ケアの現場・老年学-』ポラーノ出版 205-224 2019年3月
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老い : 人文学・ケアの現場・老年学 247-264 2019年3月 招待有り
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『岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要』 45 27-46 2018年3月
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苅部直ほか編『日本思想史講座』第5巻 232-249 2015年12月
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東北大学日本思想史研究室+冨樫進編『カミと人と死者』岩田書院 143-165 2015年3月
書籍等出版物
1-
ポラーノ出版 2019年3月 (ISBN: 9784908765179)