MISC

2014年10月

低減容処理灰化樹脂の均質・均一固化体製作技術調査

平成25年度公益財団法人若狭湾エネルギー研究センター研究年報,16
  • 大谷 洋史
  • ,
  • 水井 宏之
  • ,
  • 東浦 則和
  • ,
  • 坂東 文夫*
  • ,
  • 遠藤 伸之*
  • ,
  • 山岸 隆一郎*
  • ,
  • 久米 恭*

開始ページ
終了ページ
66
記述言語
日本語
掲載種別

若狭湾エネルギー研究センターは、「ふげん」の受託研究として、イオン交換樹脂を減容安定化処理した後の残渣を用いたセメント混練固化に関する手法の調査及び試験を行い、以下の結果を得た。(1)粉砕による脱気処理を低減容処理灰化樹脂に施した上でセメント混練を行い、膨張の発生が無いことを確認するとともに、セメント混練固化体について各種試験を行い、均質・均一なセメント固化体が得られること及び強度条件も満足することを確認した。(2)脱気処理した低減容処理灰化樹脂を用いたセメント混練物に、化学混和剤(減水剤)を添加することで、流動性が25\%以上増すことを確認した。(3)化学混和剤を添加したセメント混練固化体について各種試験を行い、均質・均一なセメント固化体が得られ、強度条件も満足することを確認した。(4)低減容処理灰化樹脂及びセメント混練固化体からの溶出試験を行い、各々、脱気処理及び化学混和剤添加による影響はないこと、セメント混練固化することによって溶出が抑制されることを確認した。以上の結果から、低減容処理灰化樹脂に対して粉砕による脱気処理及び化学混和剤の適用したセメント混練固化体は、廃棄体の技術要件を満たす見通しが得られた。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5048299

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