MISC

2000年11月20日

分子を超えた形と性質 分子の環をつなぐ 新しい結合概念の創出を目指して

化学と教育
  • 堀顕子
  • ,
  • 藤田誠

48
11
開始ページ
716
終了ページ
719
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.20665/kakyoshi.48.11_716
出版者・発行元
公益社団法人 日本化学会

化学の歴史は結合の歴史である。原子と原子をいかにつなげていくかが課題であった十九世紀から, 現代では様々な複雑な分子が, まさに指数関数的な増加をともなって合成されるようになった。分子の環がつながった化合物「カテナン」の合成も, かつては有機合成化学者が挑戦した標的の一つであったが, 現在ではオリンピックの五輪のような分子の合成も可能になっている。このようなカテナンの合成手法は, 分子素子や分子機械といった夢を期待させるとともに, 分子と分子をつなぐ新しい結合の歴史の幕開けを予感させる。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.20665/kakyoshi.48.11_716
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200902197898025438
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008592088
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10033386
URL
http://jglobal.jst.go.jp/public/200902197898025438
ID情報
  • DOI : 10.20665/kakyoshi.48.11_716
  • ISSN : 0386-2151
  • J-Global ID : 200902197898025438
  • CiNii Articles ID : 110008592088
  • CiNii Books ID : AN10033386

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