基本情報

所属
神奈川県立保健福祉大学 ヘルスイノベーション研究科 講師

J-GLOBAL ID
201701017799164974
researchmap会員ID
B000277873

東京大学公共政策大学院修了。東京大学政策ビジョン研究センター、明治大学国際総合研究所等にて医療政策、医療イノベーション政策の研究に従事したのち、2016年8月から科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)にて科学技術イノベーション政策における「政策のための科学」プログラムを担当(アソシエイト・フェロー)。2019年4月から神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センター研究員(シニアマネージャー)。2023年4月より同大ヘルスイノベーション研究科講師。

 JST-RISTEX研究推進委員、政策研究大学院大学客員研究員、東京財団政策研究所主任研究員などを務めるほか、東京大学公共政策大学院、成城大学社会イノベーション学部、早稲田大学ビジネススクールにて非常勤講師を兼務。

専門は、公共政策、行政学、政策のための科学、レギュラトリーサイエンス。

 

研究テーマ1:イノベーションのための技術ガバナンス
新たな技術特性を持つがゆえに既存の規制では対応できず、ルールの変更や新たな規制の導入を必要とします。そのため多くの新興科学技術は、技術的な成熟に比べて実際の規制の導入が遅れるという事態(「規制のラグ」)に直面することになります。こうした規制の遅れは、実際の製品・サービスのコーマーシャライズを遅らせることにつながります。どのようにしてタイムリーかつ・適切な規制を新たにデザインし実行できるか、そのためのガバナンスのあり方についてイノベーションのための規制政策という観点から研究しています。

 

研究テーマ2:政策形成過程における科学的知見の活用に関する研究(「政策のための科学」)
政策形成過程において、いかなる条件とプロセスによって科学的知見が活用されるのか(あるいはされないのか)について研究しています。特に、研究者が研究活動という営みを通じて創出した科学的知見をどのようにして現実の政策形成に結び付けるのか、エビデンスの創出と政策過程における受容に関する有形無形のナラティブ(戦略やアプローチ、判断等を含む)に関心を持っています。また、専門家と政策担当者との間にみられる非公式な情報提供とその受容をめぐる関係性を明らかにすることで「非制度的な科学的助言」(Informal Science Advice)というフレームワークを構築することを目指しています。


学歴

  2

論文

  23

MISC

  12

講演・口頭発表等

  39

所属学協会

  5

Works(作品等)

  1

共同研究・競争的資金等の研究課題

  11

その他

  1
  • 2023年
    https://scirex.grips.ac.jp/newsletter/vol18/04.html ciREX 事業が育成する人材の一つとして、科学技術・イノベーション政策の立案現場と研究とを繋ぐ中間人材があります。SciREXの研究拠点や関係機関で活動する中間人材はどのような経験を積み、その後のキャリアへ活かしているのか。