超臨界流体抽出法を用いた前処理法の高度化
平成27年度日本原子力学会北関東支部若手研究者発表会
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- 開催年月日
- 2015年4月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 東海
- 国・地域
- 日本
環境試料中に含まれる放射能を分析する際、試料中に混在する有機物を分解除去する必要がある。この有機物除去工程では、大量の酸溶液(硝酸, フッ化水素酸等)を長時間にわたり使用する必要があるため、廃液の管理・処分や、施設・環境への影響、作業者への負担が問題となっている。本研究では、酸溶液を用いた工程に代わる、超臨界水を利用した新しい処理法を開発する。なお、その際に目的金属、核種等の溶解形態、その後の分析工程の検討を行い、簡便な分析法を考案する。本発表では、基礎実験として、(1)有機物分解の最適条件、(2)目的元素の最適抽出条件の検討を行ったので、その結果を報告する。