2021年
犀川流域におけるダム流入量のアンサンブル予測手法の検討
土木学会論文集B1(水工学)
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- 巻
- 77
- 号
- 2
- 開始ページ
- I_61
- 終了ページ
- I_66
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2208/jscejhe.77.2_i_61
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
本研究は犀川流域における発電ダムを対象に効率的なダム操作のために重要となるダム流入量予測について検討した.まず,暖候期から寒候期まで水循環過程を高い精度で表現できる流出モデル(WEB-DHM-4cS)を構築した.2015年8月~2018年7月の3年間を通して検証し,上流部の高瀬ダム,下流の生坂ダム地点において各年とも低水から洪水,融雪出水まで観測と良く一致していることを示した.次に,生坂ダム(第三類),高瀬ダム(第一類)地点における2018年7~9月の出水イベントを対象に流入量予測をした.生坂ダム地点ではリードタイム7~31時間で洪水量(800m3/s)を予測するケースを示し,高瀬ダム地点ではピークまでの積算流入量(ボリューム)で,中規模出水において24時間前,12時間前,6時間前でそれぞれ5%以内の高精度で予測した.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscejhe.77.2_i_61
- eISSN : 2185-467X
- CiNii Articles ID : 130008160187
- CiNii Research ID : 1390009640069881856