2018年12月
レーザー誘起ブレークダウン分光法(LIBS)の複数スペクトル同時計測による新たな材料硬度評価手法への応用検討,1; LIBSを用いた硬度計測のための試験片物性評価
日本分析化学会関東支部第15回茨城地区分析技術交流会
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- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 水戸
BWRでは制御材に炭化ホウ素(B$_{4}$C)を用いておりシビアアクシデント(SA)時の炉心溶融により酸化物の約2倍の硬度を持つホウ化物が生成される可能性がある。したがって、廃炉における燃料デブリ取り出しを効率的に行うためには、金属、酸化物及びホウ化物を判別しながら取出工法を選定する必要がある。SA時の炉心溶融挙動の事象推移を評価するためには、数wt\%のB分布について広い範囲(約10$\times$10cm)の測定範囲をmmオーダーの分解能で測定する必要があるため、EPMAを用いたBの元素マッピング手法を開発した。Bの元素マッピングで用いるB-K$\alpha$線近傍は、原子炉内にも存在するZr-Mz線の裾と干渉することが課題であるため、Zrの元素マッピング(L$\alpha$線)を用いてBの元素マッピング(K$\alpha$線)結果からZr-Mz線の影響を画像処理で補正した。