中性子エネルギー分析によるホウ素分布可視化技術開発
第7回パルス中性子イメージング研究会
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 開催年月日
- 2021年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- online
- 国・地域
- 日本
福島第一原子力発電所の廃炉に伴い、炉心内部に残留するホウ素やホウ化物の定量分析、及びホウ素化合状態の同定が一つの重要な調査項目となっている。J-PARC/MLFにおいて純ホウ素や、ホウ化ジルコニウム,ホウ化鉄をはじめとしたホウ化物試料に中性子を照射し、発生した478keV即発ガンマ線を用いたホウ素定量精度について、中性子エネルギー依存性を利用した測定を行い、評価した。またホウ化物毎の即発ガンマ線のエネルギー幅を用いた化合物の同定可能性を調査した。金属,非金属ホウ化物ではそれらの即発ガンマ線ドップラー幅に顕著な違いが見られた一方で、ホウ化ジルコニウムとホウ化鉄では幅の違いが微小であった。ガンマ線エネルギースペクトル解析でこれら金属ホウ化物の違いを詳細に測定し評価した。また、試料スキャンにより模擬溶融燃料について、ホウ素分布の可視化を行った。