MISC

2011年12月

核燃料サイクル施設におけるグローブボックス及びケーブル被覆材燃焼時の閉じ込め効果評価に関する研究

Proceedings of International Conference on Toward and Over the Fukushima Daiichi Accident (GLOBAL 2011) (CD-ROM)
  • 阿部 仁
  • ,
  • 内山 軍蔵

開始ページ
3
終了ページ
記述言語
英語
掲載種別

核燃料サイクル施設の安全性確認に資するため、可燃性物質の燃焼特性データを取得するとともにHEPAフィルタの健全性評価手法の検討を進めている。同施設に存在する有機物質として、グローブボックスパネル材(PMMAとPC)とケーブル被覆材(EM-E/FとNH-E/F)を取り上げた。外部からの輻射熱40kW/m$^{2}$照射下でのPMMAの燃焼に伴う質量減少速度及び煤煙放出割合は、それぞれ、1.8$\times$10$^{-2}$kg/m$^{2}$sと2.7\%であった。前者は他の物質よりも大きく後者は小さかった。NH-E/Fを除き、HEPAフィルタへのろ過面積あたりの煤煙負荷重量と差圧との間に2次の関係を見いだすことができた。事故シナリオを仮定し、試験結果を適用することでHEPAフィルタの差圧上昇の評価を試みた。その結果、PMMAの燃焼によって引き起こされる差圧上昇は最も緩やかであり、一方で、NH-E/Fの燃焼では、HEPAに捕集される煤煙量の増大に伴って差圧の急激な上昇が引き起こされることを示した。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5033250

エクスポート
BibTeX RIS