2016年4月 - 2019年3月
外傷診療の質の向上-ヘルスサービスリサーチによる革新的アプローチ
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
Japan Trauma Data Bankのデータを用いて、外傷のヘルスサービスリサーチを行なった。
10年の外傷の経過を記述し、外傷全体の予後の改善をみた。また、これまで情報が少なかった小児外傷についても記述疫学を報告した。プレホスピタルの分野ではドクターヘリの有効性の評価だけでなく、ドクターカーの限界を示した。検査では外傷でトレンドである全身CTの使用法に疑問を呈した。蘇生治療分野では近年、導入されている大動脈内バルーン遮断の有効性を証明した。古典的な蘇生法の一つである気管切開の限界点やカテコラミン使用の問題点も報告した。これらは全て救急集中治療分野の主要雑誌を中心とした論文発表を行った。
10年の外傷の経過を記述し、外傷全体の予後の改善をみた。また、これまで情報が少なかった小児外傷についても記述疫学を報告した。プレホスピタルの分野ではドクターヘリの有効性の評価だけでなく、ドクターカーの限界を示した。検査では外傷でトレンドである全身CTの使用法に疑問を呈した。蘇生治療分野では近年、導入されている大動脈内バルーン遮断の有効性を証明した。古典的な蘇生法の一つである気管切開の限界点やカテコラミン使用の問題点も報告した。これらは全て救急集中治療分野の主要雑誌を中心とした論文発表を行った。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 16K15388
- 体系的課題番号 : JP16K15388