MISC

2017年6月

「花粉や黄砂に対する洗眼と防御の役割」に寄せる 眼慢性移植片対宿主病によるドライアイの基礎研究と新規治療法への道のり

アレルギーの臨床
  • 清水 映輔
  • ,
  • 山根 みお
  • ,
  • 小川 葉子

37
6
開始ページ
579
終了ページ
582
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)北隆館

慢性移植片対宿主病(Graft-Versus-Host Disease;GVHD)の病態は、従来考えられてきた同種抗原に対する免疫応答に加え、他にまだ知られていない病態が疾患に関与している可能性がある。筆者らはこれまでにGVHDマウスモデルを他方面より解析し、ドナーの間葉系幹細胞由来線維芽細胞が各臓器でGVHD様の炎症および線維化を起こす可能性を見出した。他に組織レニン-アンギオテンシン系がGVHD涙腺で発現亢進する事、GVHD標的臓器で小胞体ストレスが亢進している事を見出した。これらの基礎研究によりGVHDによるドライアイに対する新規治療法や予防法の開発に繋がることを期待したい。(著者抄録)