基本情報

所属
早稲田大学 商学部 非常勤講師
東京大学 教養学部 非常勤講師
東洋大学 井上円了哲学センター 客員研究員
立教大学 文学部 史学科 兼任講師
慶應義塾大学言語文化研究所 兼任所員
学位
修士(2008年3月 慶應義塾大学大学院)
Ph.D.(2017年3月 Radboud University Nijmegen)

連絡先
adam.takahashigmail.com
研究者番号
70817395
J-GLOBAL ID
201601011205582970
researchmap会員ID
B000253821

専門は中世自然哲学史です。

 

単著『哲学者たちの天球 スコラ自然哲学の形成と展開』(名古屋大学出版会,2022年10月刊)

詳細は下記のウェブサイトをご覧ください。

https://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN978-4-8158-1100-6.html

 

・『不死の哲学』(仮)現在進行中の単著です)

 古代ギリシア人たちは、動植物の生命の源を「魂」と呼んだ。その魂が、哲学および神学の伝統では「不死」なるものとして近代まで論じられつづけた。その思想の端緒に位置づけられるのは、プラトンの著作『パイドン』である。『パイドン』において神話的なかたちで導入された不死の魂という考えは、そのあと弟子のアリストテレス、新プラトン主義者プロティノス、そしてキリスト教神学者のアウグスティヌスなど、古代・古代末期の思想家たちによって広く継承された。さらに、その考えは中世以降の哲学の展開にもひきつづき影響を与え、たとえばデカルト、ライプニッツ、そしてカントなどが、この論点を彼らの哲学の中心的な課題として論じたことも知られている。この研究では、なぜ西欧の哲学・神学的な伝統のなかで、魂の不死性という考えが、単なる迷信として却られるのではなく、様々な哲学・倫理学的な立場の基礎として言及されつづけたのかを、歴史的に重要な哲学者たちの著作を再考することで解き明かそうと努めている。

 

ジャンドゥンのヨハネス(Jean de Jandun)の自然哲学研究  

 科研費(若手研究)に採択された研究として、「アヴェロエス主義のプリンス」とも称されるジャンドゥンのヨハネス(Jean de Jandun)の自然哲学の研究を同時にすすめている。彼の著作はいまだに近代的な校訂版が存在しない。そのため、単に思想的な内容を分析するだけではなく、手稿調査をふくめてテクストの校訂版の作成を目標としている。 


論文

  15

書籍等出版物

  7

MISC

  13

講演・口頭発表等

  33

共同研究・競争的資金等の研究課題

  2

担当経験のある科目(授業)

  15

所属学協会

  5

その他

  4