2014年4月 - 2018年3月
性成熟前におけるネオニコチノイド類の精巣毒性の検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
ネオニコチノイド類農薬(NP)は昆虫のニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)にアゴニスト作用によって強い毒性を発揮するが、ヒトには安全であるとされ、世界中で汎用されている。しかし、ヒトで農薬散布後に健康被害例が報告され始め、実験動物においてもNPを大量投与すると神経や筋に関連する症状が出現する事がわかっている。さらに、nAChRは神経系以外に免疫系や生殖器系などの多臓器にも発現しており、性成熟後の精巣での障害が報告されているが、性成熟期前の精巣にNPが影響を与えることを検討した報告はない。そこで申請者らは、性成熟期前の雄マウスにNPを投与し、精巣に与える影響を検討した。
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- 課題番号 : 26460809
- 体系的課題番号 : JP26460809