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2010年7月5日

フェムト秒ポンププローブ法を利用したシロール誘導体-フルオレンポリマー混合膜の過渡吸収特性

電子情報通信学会技術研究報告. EID, 電子ディスプレイ
  • 福田 武司
  • ,
  • 小林 諒平
  • ,
  • 鎌田 憲彦
  • ,
  • 幡野 健
  • ,
  • 古部 昭広

110
123
開始ページ
15
終了ページ
18
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人電子情報通信学会

フルオレンポリマー(F8BT)と1,1-dimethyl-2,5-bis(N,N-dimethylaminophenyl)-3,4-diphenylsilole(NMe_2-silole)を混合した有機薄膜を利用した光電変換素子では高い外部量子効率が実現している。NMe_2-silole添加によって光電変換効率が向上したメカニズムを評価するために、フェムト秒ポンプ-プローブ法を用いて3440nmにおける過渡吸収特性を測定した。NMe_2-siloleの添加で500psから1000psの吸収変化量が増加する傾向が得られた。この過渡吸収成分は光励起キャリアの長寿命成分を示しており、NMe_2-siloleの添加でF8BT中のキャリア分離効率が向上することが示唆された。その結果、デバイスの光電変換効率の向上が高い電荷分離効率によるものであることが分かった。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110007890510
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10060775
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/10786401
ID情報
  • ISSN : 0913-5685
  • CiNii Articles ID : 110007890510
  • CiNii Books ID : AN10060775

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