論文

査読有り
2018年10月

もんじゅにおけるナトリウム中可視化装置の実証

Nuclear Technology
  • 相澤 康介
  • ,
  • 佐々木 孔英
  • ,
  • 近澤 佳隆
  • ,
  • 福家 賢*
  • ,
  • 神保 昇*

204
1
開始ページ
74
終了ページ
82
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1080/00295450.2018.1469346

ナトリウム冷却高速炉において、不透明なナトリウム中の検査技術開発が重要である。本稿では、原子炉容器内の障害物を検知するために開発されたナトリウム中可視化装置のもんじゅにおける実証試験の結果を示す。もんじゅでは、原子炉容器内部において超音波センサに正対する位置に反射板を設置している。もんじゅのナトリウム中可視化装置は、障害物の有無による信号強度の変化により、炉心出口上端と炉心上部機構下端の間の障害物を検知する。実証試験では、様々な条件下での基準となる反射信号を蓄積し、SN比が目標値以上確保できることを確認した。また、障害物の有無により、反射信号が明確に異なることを実験的に明らかにし、本ナトリウム中可視化装置は障害物検知に有用であることを示した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1080/00295450.2018.1469346
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5062366
ID情報
  • DOI : 10.1080/00295450.2018.1469346
  • ISSN : 0029-5450

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