2018年4月 - 2022年3月
骨格発生及び骨軟骨疾患における好気性・嫌気性ATP生合成の関与に関する解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 18H02922
- 体系的課題番号
- JP18H02922
- 担当区分
- 研究分担者
- 配分額
-
- (総額)
- 17,030,000円
- (直接経費)
- 13,100,000円
- (間接経費)
- 3,930,000円
本研究は、ATP生合成経路と骨格組織の発生・維持・疾患との関連を解明することで革新的治療法の開発につなげることを目的としている。平成30年度は、骨格形成における好気性ATP生合成経路の機能解明のため、Tfamコンディショナルノックアウト遺伝子改変マウスを作成し、骨軟骨の表現系を詳細に解析した。骨軟骨ともに組織学的、力学的な異常を認め、ミトコンドリアでのエネルギー産生が骨軟骨の正常な形成に必須であることが明らかとなった。平成31年(令和元年)度は骨格形成における嫌気性ATP生合成経路の機能解明のため、乳酸脱水素酵素A(LDHA)コンディショナルノックアウト遺伝子改変マウスを作成した。このマウスは、骨組織に明らかな異常を認めなかったが、軟骨の明らかな異常を認め、軟骨の形成に嫌気性ATP生合成経路が必須であることを明らかとした。
- ID情報
-
- 課題番号 : 18H02922
- 体系的課題番号 : JP18H02922