論文

査読有り
2016年7月

学校現場で助産師が行う性教育のあり方 教員の質問紙調査から

母性衛生
  • 村上 道子
  • ,
  • 赤井 由紀子

57
2
開始ページ
410
終了ページ
414
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(公社)日本母性衛生学会

青少年に性教育を行う目的は、命の尊さや、他者への思いやりを育み、性に対して前向きなれる心の変容を図ることである。しかし、そのような効果が得られているかの評価は不透明であり、学校教育の中での性教育は、各校にその内容が委ねられており、様々な性教育が行われている。本研究は、より充実した性教育を目指すために教育現場の教員がもつ性教育への思いを知り、今後の性教育のあり方への示唆を得ることを目的とした。調査の方法はY県内の小学校から高校の性教育実施経験のある学校教員61名を対象に質問票調査を行い、54名から回答を得られた(回収率88.5%)。学校教員全員が性教育の必要性を感じると同時に性教育への関心もあった。しかし、約8割の教員に苦手意識があり、性教育に積極的にかかわってはいけないという思いをもつ現状があることが推察された。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0388-1512
  • 医中誌Web ID : 2016341988

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