2019年4月 - 2022年3月
周産期のうつ・不安・強迫症に対する認知行動療法の臨床研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
周産期の不安に対して、「助産師のガイドのうえ行うセルフヘルプの認知行動療法プログラム」を開発した。それを活用できる医療者用プロトコル作成し医療者に研修をした。助産師86名に対する研修効果の調査では、認知行動療法の学習機会は少なく、助産師の関心が高いことが明らかとなった。また、不安リスクを有する妊婦60名に対して、「助産師のガイドのうえ行う認知行動療法プログラム」のパイロットランダム化比較試験を実施した。不安のスコアGAD-7、抑うつのスコアK6の有意差は認められなかったが不安得点と抑うつの得点が介入群で低下した。また、初経産婦別では介入群の初産婦においてGAD-7の不安得点が有意に低下した。
- ID情報
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- 課題番号 : 18H01093
- 体系的課題番号 : JP18H01093