2007年3月
臨地実習における看護学生の"意欲"に関する考察 コーチング理論を用いて
足利短期大学研究紀要
- 巻
- 27
- 号
- 1
- 開始ページ
- 67
- 終了ページ
- 74
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 足利短期大学
臨地実習において看護学生の意欲を高める関わり方の検討に資することを目的に、短期大学看護学科3年次生51名を対象に、臨地実習3クール終了時に「実習で意欲の出た場面」「実習で意欲がなくなった場面」についてアンケート調査を実施した(回答37名)。KJ法で質的に分類した後、コーチング理論による分類を行った結果、実習で意欲の出た32場面は、多い順に【承認】(34%)、【質問】(34%)、【傾聴】(9%)、【提案】(9%)、【ラポール】(6%)で、【承認】では「認めてくれた」「ほめてもらえた」「思いを分かってくれた」といった肯定的に受け止めてもらえた場面が多かった。また、【質問】については、質問に対する熱心な指導に感謝し意欲をもつとともに、指導により自分を深く理解することができた場面がみられた。
- ID情報
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- ISSN : 0389-3278
- 医中誌Web ID : 2008090875