2006年 - 2008年
欽定憲法史観の定着と政党政治擁護論の展開に関する研究
文部科学省 科学研究費補助金(若手研究(B)) 若手研究(B)
- 課題番号
- 18720162
- 体系的課題番号
- JP18720162
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 1,850,000円
- (直接経費)
- 1,700,000円
- (間接経費)
- 150,000円
- 資金種別
- 競争的資金
政党政治家による政党政治擁護論は、通常、民主政治先進諸国の理論・事例を援用してその正統性を訴えるものだと考えられている。しかし近代日本に於いては、政党政治を敵視する藩閥政府を説得しながら、国民の信頼をかちとるために、政党政治家は「政党政治は明治天皇がつくった欽定憲法の趣旨に適うものである」との論法も併用していた。この傾向は「憲政の神様」と称揚された尾崎行雄に顕著に表れる。政党政治家は欽定憲法史観の普及に寄与したのである。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 18720162
- 体系的課題番号 : JP18720162
この研究課題の成果一覧
絞り込み
書籍等出版物
2-
吉川弘文館 2017年7月20日 (ISBN: 4642058508)
-
有志舎 2012年9月3日 (ISBN: 4903426610)