2018年4月 - 2021年3月
戦前期東京・大阪株式市場の統合過程と価格形成機能の数量的分析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究は戦前期の株式取引所を中心に取引所における取引の実態を取引データから分析した。以上の分析より(1)1878~1943年における株価形成の情報効率性が通時的に変動していたこと,(2)1920年代より長期取引主体の東京株式取引所と短期取引主体の大阪株式取引所間で取引構造の非対称化が生じたこと,(3)1930年代後半より内地経済の統制強化で朝鮮の米穀先物取引が拡大したことが明らかになった。
- ID情報
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- 課題番号 : 18K01734
- 体系的課題番号 : JP18K01734