基本情報

所属
東京大学 大学院人文社会系研究科 特任研究員(日本学術振興会特別研究員-PD)
学位
博士(音楽学)(2024年3月 東京藝術大学)
修士(音楽)(2017年3月 東京藝術大学)

連絡先
akixisaygmail.com
J-GLOBAL ID
201701015172066427
researchmap会員ID
B000266953

外部リンク

ロシア音楽を専門とする音楽学者です。概ね19世紀後半〜20世紀前半に活躍した作曲家・作品・社会を中心に研究しています。

現在の研究

  • 19世紀後半〜20世紀前半にロシア国内(主にモスクワとペテルブルクで)行われていた大衆音楽教育実践/大衆の音楽文化への関心。その中で芸術音楽が有していた意義と大衆による受容。
    • 関連組織:自然科学・人類学・民族学愛好家協会 Императорское общество любителей естествознания, антропологии и этнографии、大衆音楽院 Народные консерватории、音楽民族学委員会 Музыкально-этнографическая комиссия、プロレトクリト Пролеткульт、大衆合唱アカデミー Народная хоровая академия、プロレタリア音楽家連盟 РАПМ
    • 関連人物:セルゲーイ・タネーエフ、エヴゲーニヤ・リニョーヴァ、アレクサーンドル・カスターリスキイ、ユーリイ・エーンゲリ、ボレスラーフ・ヤヴォールスキイ……
  • アレクサーンドル・スクリャービンのイメージ形成と受容。彼にまつわる真偽不明のエピソードは、誰によっていかなる理由で作られたものなのか、それがスクリャービンの音楽作品理解にどのような作用を与えているのかに関する調査(ウェブ連載「スクリャービン:「神秘」の向こう側へ」)。

関心領域

  1. ロシア音楽におけるトピックの運用(「延べ歌 протяжная」、鐘、輪舞、神話)。音楽における「ロシア性」を形成するためにそれがどのように活用され、どのような歴史的背景と関連しているか。
  2. 「ロシア・アヴァンギャルド音楽」の作曲家・作品研究(「ロシア・アヴァンギャルド」という包括的概念を援用すべきかの批判的検証も含む)
  3. 20世紀初頭の「プロレタリア音楽」の概念・音楽家が有した歴史的意義
  4. チャイコーフスキイのモスクワ音楽院における和声教育とその後の発展(タネーエフ、アレーンスキイ、カトゥアール……/ペテルブルクのリームスキイ=コールサコフ)

研究キーワード

  6

所属学協会

  2

論文

  12

講演・口頭発表等

  24

MISC

  82

書籍等出版物

  2

Works(作品等)

  1

主要な共同研究・競争的資金等の研究課題

  4

社会貢献活動

  3