2019年4月 - 2022年3月
単一細胞遺伝子解析によるヒト造精機能障害の分子機構の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
Gene ontology解析およびgene enrichment解析にてこれまで20例での検討結果から、1)DNA合成低下型、2)レセプター発現低下型、3)ストレス反応低下型、4)体細胞型、などのクラスター分類が可能であった。
DNA合成低下型においては、DNA合成を促進すべくゴナドトロピン刺激による治療が可能であった。レセプター発現低下型においては、精巣内テストステロン濃度は低く、精巣内エストラジオール濃度が高かった。つまりアロマターゼ阻害剤の投与による造精機能障害改善効果が期待できた。これらの結果から男性不妊におけるprecision medicineの可能性が見出された。
DNA合成低下型においては、DNA合成を促進すべくゴナドトロピン刺激による治療が可能であった。レセプター発現低下型においては、精巣内テストステロン濃度は低く、精巣内エストラジオール濃度が高かった。つまりアロマターゼ阻害剤の投与による造精機能障害改善効果が期待できた。これらの結果から男性不妊におけるprecision medicineの可能性が見出された。
- ID情報
-
- 課題番号 : 19K09712
- 体系的課題番号 : JP19K09712
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
2-
Biology of reproduction 105(4) 976-986 2021年5月18日 査読有り責任著者
-
The Journal of clinical endocrinology and metabolism 106(4) e1803-e1815 2021年3月25日 査読有り筆頭著者責任著者