荒田 晶子

J-GLOBALへ         更新日: 18/10/10 21:56
 
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研究者氏名
荒田 晶子
所属
兵庫医科大学
部署
医学部
職名
准教授
学位
医学博士

プロフィール

昭和大学医学部生理学教室で、呼吸リズム形成機構の研究を新生ラット摘出脳幹-脊髄標本を用いて行ってきました。この摘出脳幹-脊髄標本に出会って以来、この標本のユニークさに魅了されています。呼吸神経活動は自律性リズムを刻むネットワークシステムなので、このin vitro標本でも、ちゃんと呼吸性活動が取れます。昭和大学から南フロリダ大学に行って、成熟ネコの呼吸性神経回路動態をニューロンの相互相関法を用いて解析していました。その後、上智大学生命科学研究所、東京都神経科学総合研究所、理化学研究所・脳科学総合研究センターと渡り歩き、現在、兵庫医科大学の生理学教室にいます。この標本では広域ネットワークを保持しているため、ネットワーク動態を知ることが出来、単一ニューロンの特性とネットワークのしなやかな動きを関連させて研究できる楽しみがあります。これから、遺伝子-ネットワーク-運動出力が一体となって見られる光学的測定法で、ネットワークのしなやかさに触れられたらいいなと思っています。

研究分野

 
 

論文

 
Okawa H, Morokuma S, Maehara K, Arata A, Ohmura Y, Horinouchi T, Konishi Y, Kato K
PloS one   12(7) e0178722   2017年   [査読有り]
Shimomura H, Ito M, Nishiyama A, Tanizawa T, Takeshima Y, Nishimaru H, Arata A
Neuroscience research   97 13-19   2015年8月   [査読有り]
Okabe A, Shimizu-Okabe C, Arata A, Konishi S, Fukuda A, Takayama C
Brain research   1601 31-39   2015年3月   [査読有り]
Nisimaru N, Mittal C, Shirai Y, Sooksawate T, Anandaraj P, Hashikawa T, Nagao S, Arata A, Sakurai T, Yamamoto M, Ito M
Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America   110(35) 14124-14131   2013年8月   [査読有り]
Aoki T, Kinoshita M, Aoki R, Agetsuma M, Aizawa H, Yamazaki M, Takahoko M, Amo R, Arata A, Higashijima S, Tsuboi T, Okamoto H
Neuron   78(5) 881-894   2013年6月   [査読有り]
[Possible role of nucleus parabrachialis in autonomic nervous system].
Arata A, Kato F
Nihon yakurigaku zasshi. Folia pharmacologica Japonica   135 261-262   2010年6月   [査読有り]
Amano K, Fujii M, Arata S, Ogawa M, Yamakawa K, Arata A
Advances in experimental medicine and biology   669 15-19   2010年   [査読有り]
Fujii M, Arata A
Advances in experimental medicine and biology   669 25-28   2010年   [査読有り]
Arata A, Tanaka I, Fujii M, Ezure K
Advances in experimental medicine and biology   669 135-138   2010年   [査読有り]
Arata A
Respiratory physiology & neurobiology   168 144-152   2009年8月   [査読有り]
Amano K, Fujii M, Arata S, Tojima T, Ogawa M, Morita N, Shimohata A, Furuichi T, Itohara S, Kamiguchi H, Korenberg JR, Arata A, Yamakawa K
The Journal of neuroscience : the official journal of the Society for Neuroscience   29 2984-2996   2009年3月   [査読有り]
Arata A, Fujii M
Advances in experimental medicine and biology   605 83-87   2008年   [査読有り]
Fujii M, Umezawa K, Arata A
Brain research   1090 45-50   2006年5月   [査読有り]
Fujii M, Umezawa K, Arata A
The European journal of neuroscience   23 1015-1027   2006年2月   [査読有り]
Tsunekawa N, Arata A, Obata K
The European journal of neuroscience   21 173-178   2005年1月   [査読有り]
Fujii M, Umezawa K, Arata A
Neuroscience research   50(3) 355-359   2004年11月   [査読有り]
Arata A, Ito M
Neuroscience research   50(3) 361-367   2004年11月   [査読有り]
Onimaru H, Arata A, Arata S, Shirasawa S, Cleary ML
Brain research. Developmental brain research   153 275-279   2004年11月   [査読有り]
Ikeda K, Onimaru H, Yamada J, Inoue K, Ueno S, Onaka T, Toyoda H, Arata A, Ishikawa TO, Taketo MM, Fukuda A, Kawakami K
The Journal of neuroscience : the official journal of the Society for Neuroscience   24 10693-10701   2004年11月   [査読有り]

Misc

 
【呼吸としゃっくり】 呼吸の生理学 呼吸中枢
荒田 晶子
Clinical Neuroscience   36(7) 779-783   2018年7月
【自律神経系の基礎科学的研究update】 自律神経系の感覚統合核としての橋結合腕傍核
荒田 晶子, 中山 栗太, 吉田 千晃
神経内科   87(1) 1-10   2017年7月
歩行-呼吸引き込み現象における橋結合腕傍核の関与
荒田 晶子, 岩野 優, 野間 俊希, 外村 宗達, 玉木 彰
自律神経   54(2) 155-156   2017年6月
【運動発達をめぐる最前線 赤ちゃん学からひも解く運動の意味】 ヒトはどのようにして動き始めるのか 意識と無意識の切り替え
荒田 晶子
発達   37(148) 20-25   2016年10月
胎生期・新生期の自律性活動から見た神経回路発達
荒田 晶子
日本ボバース研究会学術大会誌   5回 17-17   2015年6月

競争的資金等の研究課題

 
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2009年 - 2011年    代表者: 荒田晶子
発声は、呼吸を随意的にコントロールすることで実現される。橋結合腕傍核(Nucleus Parabrachialis ; NPB)は、呼吸と連動している肺伸展受容器からの情報と、発声中枢からの信号が入力している場所である。呼吸モードから発声モードへ切り替える仕組みを橋結合腕傍核のレベルで明らかにするために、より単純系である摘出橋-延髄-脊髄標本を用いて実験を行った。この標本を用いて、NPBが刺激されると、どのような呼吸パターンになるかを検討した。また、このような呼吸相の切り替えを起こす原因に...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2006年 - 2008年    代表者: 荒田晶子
下オリーブ核から小脳への投射様式や平行線維の発達過程を蛍光トレーサーや免疫組織化学法を用いて調べた結果、P5-P7 の生後1 週の小脳においてLTD が発現する場所には苔状線維から入力を受けた平行線維と下オリーブ核の両方から入力を受けているプルキンエ細胞が存在し、機能的神経回路を作り始めていることが分かった。また、呼吸性活動をトリガーとして光学的測定法を行なった結果より、同じ呼吸相の活動が登上線維からと平行線維から小脳へ向かっていることが示唆された。これは、呼吸性活動が小脳神経回路の発達・...
文部科学省: 科学研究費補助金(萌芽的研究)
研究期間: 1998年 - 1999年    代表者: 荒田晶子
呼吸の神経回路は生まれて、すぐに呼吸し始められるように基本的なところは胎生期において完成していると考えられる。しかし、いつ呼吸リズムが生まれ、どのように発達するのかについては、ほとんど知られていない。また、胎生期にほぼ完成する呼吸系神経回路は遺伝子レベルで制御されていると考えられる。したがって、本研究では、胎生期・新生期マウス摘出脳幹-脊髄標本を開発することにより、胎生型から成熟型へのネットワーク変遷を追える実験系を確立し、呼吸不全を示す遺伝子欠損マウスの摘出脳幹-脊髄標本を併用することに...