共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2019年3月

‘contents tourism’を通した文化の伝播と受容に関する国際比較研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A)  基盤研究(A)

課題番号
26243007
配分額
(総額)
38,610,000円
(直接経費)
29,700,000円
(間接経費)
8,910,000円
資金種別
競争的資金

平成30年度は科研費補助研究期間の最終年(5年目)にあたり、研究グループは以下のような成果をあげた。
最終年の主なプロジェクトは、国際シンポジウムの開催と学術書(論文集)の執筆であった。国際シンポジウムは、6月7日から10日の日程で東京外国語大学にて開催し、18名(国内から代表と分担者4名、海外から13名)が研究発表を行った。このシンポジウムでの発表を論文集に取りまとめ、Channel View Publications(英国)と出版契約を調印、2020年に出版予定である(2019年3月に査読通過済)。また、International Journal of Contents Tourismにおいても、研究ノートを5本刊行した。その他、数本の査読付き論文も発表している。
口頭発表としては、メンバーはシェフィールド(9月)、メルボルン(9月)、ヴェネツィア (11月)、サンホゼ(11月)、横浜(3月)において、研究成果を発表した。3月にシートンは、ロンドン(SOAS)で基調講演を行い、その講演内容はYouTubeでも一般公開されている。
平成30年度は研究期間の最終年であったため、研究代表者ならびに分担者によるフィールドワークは多く行われなかったが、英国と広島で実施している。また、6月のシンポジウム発表者のうち、数名の研究者が日本滞在を延長し、フィールドワークを実施した。例えば、スー・ビートン教授は、松尾芭蕉に関するフィールドワークを行い、上述の学術書(論文集)のチャプターとして取りまとめている。
なお、研究成果の教育プログラムへの還元については、これまで実施してきた北海道大学のほか、複数の大学へと実践を拡大した。具体的には、研究代表者ならびに分担者が、東京外国語大学、東北大学、広島大学、横浜国立大学においても、コンテンツツーリズムに関する授業を実施している。

ID情報
  • 課題番号 : 26243007

この研究課題の成果一覧

MISC

  1

書籍等出版物

  4

講演・口頭発表等

  1