共同研究・競争的資金等の研究課題

2012年4月 - 2015年3月

アレルギー性結膜炎の痒みにおける肥満細胞トリプターゼの役割

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)
  • 海老原 伸行
  • ,
  • 松田 彰
  • ,
  • 舟木 俊成
  • ,
  • 村上 晶

課題番号
24592653
担当区分
連携研究者
配分額
(総額)
2,860,000円
(直接経費)
2,200,000円
(間接経費)
660,000円
資金種別
競争的資金

ヒト春季カタル巨大乳頭組織においても正常結膜組織に比較して神経線維の分布が多く、トリプターゼ陽性肥満細胞が多数浸潤していた。培養ヒト結膜線維芽細胞をIL-4/IL-13+TGF-β1で刺激するとeotaxin-1, -3を産生した。トリプターゼを添加するとeotaxin-1, -3が検出できなくなる。
トリプターゼは病的結膜組織で増加・伸長した神経線維に発現しているPAR2を介し痒みを惹起する。一方トリプターゼはeotaxin-1, -3を分解し、結膜局所への好酸球浸潤を抑制する。トリプターゼには痒みを惹起する作用と好酸球遊走を抑制するアレルギーの病態にとって相反する病態を起こす作用がある。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-24592653/24592653seika.pdf
ID情報
  • 課題番号 : 24592653