2015年4月 - 2019年3月
稀ガンマ崩壊モード探索による宇宙における元素合成過程の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A)
トリプルアルファ反応は宇宙における元素合成において最も重要な反応のひとつである。しかし、高温度 (T > 20億 K) 下において重要な役割を果たす12C核の Ex = 9.64 MeV 状態のガンマ崩壊確率が知られていなかったため、その反応率には大きな不定性が残されていた。
本研究では、固体水素標的システムとGion反跳粒子検出器を開発し、1H(12C,12Cp)反応を測定することで、Ex = 9.64 MeV 状態の稀ガンマ崩壊確率を初めて測定し、Ex = 9.64 MeV 状態がトリプルアルファ反応率を増大させていることを発見した。
本研究では、固体水素標的システムとGion反跳粒子検出器を開発し、1H(12C,12Cp)反応を測定することで、Ex = 9.64 MeV 状態の稀ガンマ崩壊確率を初めて測定し、Ex = 9.64 MeV 状態がトリプルアルファ反応率を増大させていることを発見した。
- ID情報
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- 課題番号 : 15H02091
- 体系的課題番号 : JP15H02091
この研究課題の成果一覧
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論文
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Physical Review C 107(6) 064317 2023年6月27日 査読有り
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Journal of Instrumentation 16(10) P10012-P10012 2021年10月1日 査読有り
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Physics Letters B 817 136283-136283 2021年6月 査読有り
MISC
1-
生産と技術 72(3) 52-56 2020年7月 招待有り筆頭著者責任著者