共同研究・競争的資金等の研究課題

2013年4月 - 2014年3月

巨大共鳴領域に隠れたM1遷移強度の測定法の提案

日本学術振興会  科学研究費助成事業  挑戦的萌芽研究

課題番号
25610061
体系的課題番号
JP25610061
配分額
(総額)
3,770,000円
(直接経費)
2,900,000円
(間接経費)
870,000円

原子核のM1強度は、原子核物理学と宇宙物理で重要である。1957年にAgodiは100%直線偏光したγ線を用いた場合の(γ,n)反応の中性子角度分布が、ビーム軸に対し90度でa+bcos(φ)(φは方位角)という式に記述できることを理論的に予言した。しかし、実験的には半世紀以上検証されていなかった。ニュースバルで供給されるレーザーコンプトン散乱γ線を用いて、Au-197、I-127、Cu、Fe-56に対して直線偏向面に対する(γ,n)反応の角度分布を計測した。レーザーの直線偏向面を回転させることで測定した。これらの角度分布は、Agodiによって予言された関数で良く記述されることが判明した。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-25610061
ID情報
  • 課題番号 : 25610061
  • 体系的課題番号 : JP25610061