2012年
米国スタンダード・ベース改革における知的障害のある児童生徒への通常カリキュラムの適用
特殊教育学研究
- ,
- 巻
- 49
- 号
- 5
- 開始ページ
- 445
- 終了ページ
- 455
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.6033/tokkyou.49.445
- 出版者・発行元
- 日本特殊教育学会
米国では、学力向上と格差の縮小を目的とした「スタンダード・ベース改革」が行われている。連邦法において、障害のある児童生徒に対しても、スタンダード・ベース・カリキュラムの適用と試験への参加が義務づけられた。その一方で、知的障害のある児童生徒については、障害特性に応じた機能的生活カリキュラムが適用されてきた。本稿では、スタンダード・ベース改革の法的枠組みを明らかにし、知的障害のある児童生徒へのスタンダード・ベース・カリキュラムの適用に関する議論を整理した。その結果、(1)教育改革の一環として、障害のある児童生徒が試験へ参加することにより学校の指導・支援状況が評価されること、(2)知的障害のある児童生徒については、教育内容・方法に大幅に変更が加えられるが、代替スタンダードに基づいて評価をしなければならないこと、が明らかになった。今後、代替スタンダードの内容設定と、評価方法の実践的検討を進める必要がある。
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.6033/tokkyou.49.445
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/130003376446
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00172513
- ID情報
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- DOI : 10.6033/tokkyou.49.445
- ISSN : 0387-3374
- CiNii Articles ID : 130003376446
- CiNii Books ID : AN00172513