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2015年3月

粒子運動論 : 惑星から荷電粒子まで(4)応用(4)逃走電子のカオス

プラズマ・核融合学会誌
  • 松山 顕之

91
3
開始ページ
204
終了ページ
208
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
プラズマ・核融合学会

逃走電子の回避および緩和がITERのディスラプション研究の重要課題となっている.逃走電子の輸送・再分配過程には摂動磁場が重要な役割を果たすと考えられており,現象の解析に3次元軌道追跡シミュレーションが用いられる.ここでは逃走電子閉じ込めに関する問題の切り口の一つとして,10MeVを超える逃走電子について顕著となる逃走電子軌道のドリフト面の外向きシフトの影響を議論する.径方向にグローバルな固有関数をもつ摂動磁場が存在すると,隣接する有理面においてドリフト共鳴による2次的な島構造を形成し,低次の磁気島が重ならない状況においても,径方向に大域的な逃走電子のカオス軌道が発生することを示す.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009930919
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10401672
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/026290450
URL
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10459502
ID情報
  • ISSN : 0918-7928
  • CiNii Articles ID : 110009930919
  • CiNii Books ID : AN10401672
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000302770532

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