基本情報

所属
東京大学 大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム 助教
学位
博士(2023年3月 東京大学)
修士(2017年3月 東京大学)

J-GLOBAL ID
202001008776641879
researchmap会員ID
B000382051

思想家ハンナ・アーレント(1906-1975)、特に「共生 」の研究を行なっています。

2023年2月に博士論文『ハンナ・アーレントと共生の〈場所〉論ーーユダヤ・パレスチナのバイナショナリズムを再考する』が受理されました。

 
現在の研究テーマ

①アーレントのシオニズムとバイナショナリズム(bi-nationalism,二国民国家論、二民族共存国家論)の研究[博論]

:1940年代にアーレントが論じたシオニズムと、パレスチナの土地におけるパレスチナ・アラブ人とユダヤ人の共生国家論の研究。アーレント思想からパレスチナ紛争はどのように論じうるか。

②アーレント思想における場所論研究[博論〜現在]

:アーレントは「場所」をどう捉え、どのように論じたのか、またその思想的枠組みと具体的な地理的問題(例えばパレスチナ問題)と関係性の研究。

③現代におけるアーレントの難民論の受容史[現在, 科研・研究スタート支援課題]

:アーレントの初期ユダヤ・シオニズム論や『全体主義の起原』などの難民論が、現代に至るまでの難民問題の文脈においていかに評価・批判されてきたのか。


ホロコースト、反ユダヤ主義、シオニズム、ナショナリズム、パレスチナ・イスラエル紛争、難民問題にも議論を広げつつ、アーレントの思想の現代的意義を模索しています。

論文のうち「ハンナ・アーレントの「ユダヤ軍創設論」――初期におけるシオニズム論と後年に対する影響」は以下のリンクで無料公開されています。

https://arendtjapan.wixsite.com/arendt/複製-バックナンバー

 

連絡先:afutai@g.ecc.u-tokyo.ac.jp


研究分野

  1

所属学協会

  5

共同研究・競争的資金等の研究課題

  4