2014年4月 - 2017年3月
アクティブリスニング知覚過程理解に基づく音空間提示システム
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
聴覚に3次元的な音空間を提示する聴覚ディスプレイシステムの高度化のため,音空間の知覚過程とホールなどの長い応答を含む高精細なインパルス応答を畳み込むためのシステム構成について検討した.その結果,頭部運動を伴う音空間知覚に関して,頭部運動中の音像定位中の他の音への閾値等が上昇する減少を発見した.また,長いインパルス応答を音源に畳み込み,頭部運動に感応させて検知限以下の低遅延で音空間を提示するためのシステム構成として,サーバーと連携しながら信号処理を行うエッジコンピューティング型聴覚ディスプレイの試作に成功した.本システムは100ms以下で3秒程度のインパルス応答の切り替えが可能となるものである.
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- 課題番号 : 26280078
- 体系的課題番号 : JP26280078