共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2021年3月

アメリカ合衆国ハワイ州における野生動物の新たな資源化をめぐる社会動態に関する研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
18K11817
配分額
(総額)
2,340,000円
(直接経費)
1,800,000円
(間接経費)
540,000円

本研究は、アメリカ合衆国ハワイ州(以下、ハワイ)に生息するアクシスジカ(Axis axis)を事例に、野生動物の新たな資源化と地域社会の関係性に焦点を当て、「環境ガバナンスと資源管理に関する理論的研究」、「フィールドワーク」、「調査地への研究成果の還元と応答」の3つを柱として、資源利用をめぐる社会動態を分析をおこない、野生動物保全と資源管理に対する考察をおこない、人と野生動物の共存関係の構築に資する研究成果を目指している。
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1年目(平成30年度)は、現地でのフィールドワークを2度おこない、狩猟者を含む地域住民に対する聞き取り調査と、狩猟活動における参与観察、関係機関での資料収集に努めた。その結果、地域住民がおこなう狩猟の実態や、州政府および関係団体(USDA、BIISCなど)が目指す移入種のコントロールに関して、明らかにすることができた。また、共同研究者であるDr.Melissa Priceと会合をもち、今後の研究の進め方と、成果発表の形について協議した。そして、2年目におこなう予定である、長期滞在調査について討議した。加えて、2年目以降の成果発表のために、関係学会に出席し学術的交流をはかり、文献研究による理論的調査も進めた。

ID情報
  • 課題番号 : 18K11817

この研究課題の成果一覧

講演・口頭発表等

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