2012年4月 - 2015年3月
凝固第Ⅷ因子抗体に対する自己血管内皮前駆細胞移植による新規免疫寛容導入療法の確立
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
血友病Aマウスにイヌ第VIII因子(cFVIII)を静注し、抗イヌ第VIII抗体(インヒビター)の発生を誘導した。cFVIIIを発現しているマウス血管内皮前駆細胞(BOECs)をcFVIIIインヒビター陽性血友病Aマウスへ皮下移植し、cFVIIIに対する免疫寛容導入成立の可否を検討した、結果、すべてのインヒビター陽性マウスでインヒビター力価の低下を認め、免疫寛容の成立には制御性T細胞の関与が示唆された。自己細胞移植による血友病インヒビター患者への免疫寛容導入療法の可能性が示唆された。
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- 課題番号 : 24591559
- 体系的課題番号 : JP24591559