吉川晟弘 (Akihiro Yoshikawa) - マイポータル

基本情報

所属: 熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター沿岸環境部門（合津マリンステーション）准教授
: 国立科学博物館動物研究部 (協力研究員)

学位: 博士(理学)(2020年3月京都大学)

研究者番号: 70906148
ORCID iD: https://orcid.org/0000-0001-8061-7083
J-GLOBAL ID: 202001002147469461
researchmap会員ID: R000004991

外部リンク: https://akjktex80.wixsite.com/akihiro-yoshikawa

併任：理学部（生物学コース）・自然科学教育部理学専攻（生物科学コース）　
ヤドカリや、それと共生する底生動物（主にイソギンチャクや巻貝類）の系統分類や行動、生態について研究しています。
潮間帯から深海まで、幅広い海洋環境に暮らす生き物を材料にしています。
大学院生・学振PDなどの受け入れも可能です。

研究分野

主要な経歴

2025年2月 - 現在

熊本大学, くまもと水循環・減災研究教育センター沿岸環境部門（合津マリンステーション）, 准教授
2024年4月 - 2025年1月

国立科学博物館, 動物研究部海生無脊椎動物研究グループ, 日本学術振興会特別研究員（PD）
2023年4月 - 2024年3月

鹿児島大学, 国際島嶼教育研究センター奄美分室, 特任研究員
2022年4月 - 2023年3月

東京大学大気海洋研究所, 附属国際・地域連携研究センター地域連携研究部門大槌研究拠点, 特任研究員
2020年12月 - 2022年3月

東京大学大気海洋研究所, 国際沿岸海洋研究センター沿岸海洋社会学分野, 特任研究員
2020年4月 - 2020年12月

東京大学大学院理学系研究科, 付属臨海実験所, 特任研究員

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主要な学歴

2017年4月 - 2020年3月

京都大学, 大学院理学研究科, 生物科学専攻博士課程
2015年4月 - 2017年3月

京都大学, 大学院理学研究科, 生物科学専攻修士課程
2011年4月 - 2015年3月

三重大学, 生物資源科学部, 生物圏生命科学科

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委員歴

2024年12月 - 現在

日本甲殻類学会, 日本甲殻類学会和文雑誌（Cancer）編集委員

受賞

2021年10月

第17回日本甲殻類学会学会賞（論文賞）, 日本甲殻類学会

吉川晟弘, 後藤龍太郎, 朝倉彰

論文

3D-printed models demonstrate hermit crab’s shelter preference for dextral shells

Jun Tachibana, Akihiro Yoshikawa, Masaki Hoso

2024年11月5日
Observation of air-exposure behaviour in the reef hermit crab, Calcinus elegans (H. Milne Edwards, 1836) (Decapoda, Diogenidae)

Akihiro Yoshikawa, Takeru Kosemura

Crustaceana 96(10) 1027-1034 2023年10月27日査読有り筆頭著者責任著者
A novel epibiotic association in the benthic community: The sea anemone Verrillactis sp. (Actiniaria: Sagartiidae) on the necto-benthic fish, Inimicus japonicus

Akihiro Yoshikawa, Akikazu Yasuda, Takato Izumi, Kensuke Yanagi

Plankton and Benthos Research 17(2) 208-213 2022年5月30日査読有り筆頭著者責任著者
Carcinoecium-Forming Sea Anemone Stylobates calcifer sp. nov. (Cnidaria, Actiniaria, Actiniidae) from the Japanese Deep-Sea Floor: A Taxonomical Description with Its Ecological Observations

Akihiro Yoshikawa, Takato Izumi, Takeya Moritaki, Taeko Kimura, Kensuke Yanagi

The Biological Bulletin 242(2) 127-152 2022年4月25日査読有り筆頭著者責任著者
Patterns of shell utilization and preference in two sipunculan genera, Phascolion and Aspidosiphon

Kohei Oshiro, Akihiro Yoshikawa, Akira Asakura, Ryutaro Goto

Journal of the Marine Biological Association of the United Kingdom 1-11 2022年3月査読有り
Colour variation of the intertidal hermit crab Clibanarius virescens considering growth stage, geographic area in the Indo-West Pacific Ocean, and molecular phylogeny

Akihiro Yoshikawa, Kazuho Ikeo, Junichi Imoto, Wachirah Jaingam, Lily Surayya Eka Putri, Mardiansyah, Tomoyuki Nakano, Michitaka Shimomura, Akira Asakura

JOURNAL OF THE MARINE BIOLOGICAL ASSOCIATION OF THE UNITED KINGDOM 100(7) 1107-1121 2020年11月査読有り筆頭著者責任著者
Size and sex bias in air-exposure behavior during low tide of the intertidal hermit crab Clibanarius virescens (Krauss, 1843) (Decapoda: Anomura: Diogenidae)

Akihiro Yoshikawa, Ryutaro Goto, Chiaki I Yasuda, Akira Asakura

Journal of Crustacean Biology 40(2) 152-155 2020年3月30日査読有り筆頭著者責任著者
A Brief Description of Surface Structure and Composition of the Pseudo-Snail Shell Formed by a Sea Anemone Stylobates sp. Symbiotic with Hermit Crabs from the Deep-Sea Floor

Yoshikawa Akihiro, Nakazawa Shiori, Asakura Akira

Zoological science 36(4) 284-293 2019年8月査読有り筆頭著者責任著者
MOLECULAR PHYLOGENY OF CLIBANARIUS DANA, 1852 FROM THE INDO-WEST PACIFIC: EVOLUTION OF PEREOPOD COLOUR PATTERN AND HABITAT ADAPTATION

Akihiro Yoshikawa, Kazuho Ikeo, Junichi Imoto, Wachirah Jaingam, Lily Surayya Eka Putri, Mardiansyah, Appukuttannair Biju Kumar, Akira Asakura

CRUSTACEANA 92(7) 799-839 2019年1月査読有り筆頭著者責任著者
Morphology and Habitats of the Hermit-Crab-Associated Calyptraeid Gastropod Ergaea walshi

Yoshikawa Akihiro, Goto Ryutaro, Asakura Akira

Zoological science 35(6) 494-504 2018年12月査読有り筆頭著者責任著者
Transfer of the gatekeeper sea anemone Verrillactis sp. (Cnidaria: Actiniaria: Sagartiidae) between shells by the host hermit crab Dardanus deformis (H. Milne Edwards, 1836) (Decapoda: Anomura: Diogenidae)

Akihiro Yoshikawa, Ryutaro Goto, Akira Asakura

Crustacean Research 47 55-64 2018年査読有り筆頭著者責任著者
A COLOUR VARIATION OF CLIBANARIUS VIRESCENS (KRAUSS, 1843) (DECAPODA, ANOMURA) COLLECTED FROM AMAMI OSHIMA ISLAND AND OKINAWA, JAPAN

Akihiro Yoshikawa, Tomoyuki Nakano, Takashi P. Satoh, Akira Asakura

CRUSTACEANA 91(1) 85-101 2018年査読有り筆頭著者責任著者
THE SHELL-ACQUISITION BEHAVIOUR OF THE BIVALVE-USING HERMIT CRAB PORCELLANOPAGURUS NIHONKAIENSIS TAKEDA, 1985 (DECAPODA, ANOMURA, PAGUROIDEA)

Akihiro Yoshikawa, Morihiko Tomatsuri, Akira Asakura

CRUSTACEANA 91(4) 509-515 2018年査読有り筆頭著者責任著者

MISC

ヤドカリの「宿」をつくるイソギンチャク！？ヒメキンカライソギンチャク

吉川晟弘

ｍilsil (91) 2023年1月
イソギンチャクの分泌物がヤドカリの「宿」に!?-貝殻構造を作る,驚きべくイソギンチャク-

吉川晟弘

うみうし通信 117 2-5 2022年12月筆頭著者
イソギンチャクの多様な共生戦略―モンバンイソギンチャクが共生を続ける方法―

吉川晟弘

うみうし通信 116 2-4 2022年10月筆頭著者
ヤドカリの貝殻を介した共生関係(2)ヤドカリの"宿"を借りるヒラフネガイ

吉川晟弘

うみうし通信 (105) 5-7 2019年12月
紀伊水道南方海域および熊野灘の深海底生動物相(第２報)

木村妙子, 木村昭一, 角井敬知, 波々伯部夏美, 倉持利明, 藤田敏彦, 小川晟人, 小林格, 自見直人, 岡西政典 …

三重大学フィールド研究・技術年報 = Annals of Field Research and Technology Mie University (17) 1-29 2019年11月
紀伊水道南方海域および熊野灘の深海底生動物相

木村妙子, 木村昭一, 自見直人, 倉持利明, 藤田敏彦, 駒井智幸, 吉田隆太, 田中隼人, 岡西政典, 小川晟人 …

三重大学大学院生物資源学研究科紀要 (45) 11-50 2019年9月
ヤドカリの貝殻を介した共生関係(1)ヤドカリの"宿"を作る深海性イソギンチャク

吉川晟弘

うみうし通信 (104) 2-4 2019年9月
ヤドカリの貝殻という生息環境―貝殻を介した共生関係―

吉川晟弘, 後藤龍太郎, 朝倉彰

CANCER 28 77-81 2019年
三重県熊野灘の深海底生生物相

木村妙子, 木村昭一, 自見直人, 角井敬知, 冨岡森理, 大矢佑基, 松本裕, 田邊優航, 長谷川尚弘, 波々伯部夏美 …

三重大学フィールド研究・技術年報 = Annals of Field Research and Technology Mie University (16) 1-32 2018年10月

書籍等出版物

白浜の海岸生物観察ガイド

朝倉彰, 河村真理子, 岡西政典, 中野智之, 加藤哲也, 原田佳太, 山内洋紀, 千徳明日香, 小泉智弘, 中山凌, 中町健, 吉川晟弘, 高橋陽子 (担当:分担執筆, 範囲:18－19ページ)

京都大学フィールド科学教育研究センター, 瀬戸臨海実験所 2016年

主要な講演・口頭発表等

過去の航海サンプルの有効活用例１イソギンチャクとの共生によるヤドカリの深海適応

吉川晟弘

北西太平洋の深海生物相白鳳丸KH-22-8、23-5次航海の成果を中心に 2025年2月19日
イソギンチャクとの共生によるヤドカリの深海適応

吉川晟弘

2024年第62回日本甲殻類学会・自由集会「同種・他種との相互作用が生み出す甲殻類の適応進化―行動から生理、生活史まで」 2024年11月30日
ヤドカリの「宿」を作るイソギンチャクの共生メリット ―イソギンチャクの食性への着目―

吉川晟弘, 泉貴人, 神吉隆行, 森滝丈也, 北嶋円, 大土直哉, 木村妙子, 勾玉暁, 服部竜士, 弓場茉裕, 白井厚太朗, 藤田敏彦, 柳研介

第18回日本刺胞・有櫛動物研究談話会 2024年10月24日
ヤドカリの「宿」を作るイソギンチャクの貝殻形成様式と食性について

吉川晟弘, 泉貴人, 神吉隆行, 森滝丈也, 北嶋円, 大土直哉, 木村妙子, 勾玉暁, 服部竜士, 弓場茉裕, 白井厚太朗, 藤田敏彦, 柳研介

2024年日本プランクトン学会・日本ベントス学会合同大会 2024年9月16日

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所属学協会

2019年8月 - 現在

日本甲殻類学会
2018年5月 - 現在

日本刺胞有櫛動物研究談話会
2017年6月 - 現在

日本ベントス学会
2015年5月 - 現在

日本動物学会
2016年11月 - 2020年12月

日本生態学会

共同研究・競争的資金等の研究課題

沿岸生態系における底生刺胞動物の種多様性と食物網構造における役割の解明

日本学術振興会科学研究費助成事業若手研究若手研究 2023年4月 - 2028年3月

吉川晟弘
深海底生動物の他種を媒介した移動分散機構の解明：深海生態系の保全に向けた基礎研究

日本学術振興会科学研究費助成事業特別研究員奨励費 2024年4月 - 2027年3月

吉川晟弘
放射相称動物の「方向性を示す行動」に関わる分子機構の解明ーイソギンチャクに「前」はあるのか？ー

公益財団法人日本科学協会 2023年度笹川科学研究助成 2023年4月 - 2024年3月
対捕食者戦略としての相利共生成立機構の解明 : 刺胞動物と甲殻類の共生を用いた検証

日本学術振興会科学研究費補助金（研究活動スタート支援）科学研究費助成事業研究活動スタート支援 2021年10月 - 2023年3月

吉川晟弘
山田町沿岸におけるイソギンチャク類の記載分類学的研究

岩手県下閉伊郡山田町山田町役場三陸ジオパーク地域研究助成 2021年10月 - 2022年2月
深海での最適な相利共生戦略の解明:擬貝形成性イソギンチャク-ヤドカリ共生系を用いた検証

公益財団法人日本科学協会 2020年度笹川科学研究助成 2020年4月 - 2021年3月
ヤドカリの「宿」を作るキンカライソギンチャク属 Stylobates Dall, 1903 の系統学および生態学的研究

公益財団法人無脊椎動物研究所 2020年度個別研究助成 2020年4月
貝殻を利用するホシムシ類の種多様性の解明

公益財団法人無脊椎動物研究所 2019年度個別研究助成 2019年4月 - 2020年3月
東インド・マレー三角地帯における海洋生物種多様性の原因解明；潮間帯に生息するヤドカリを用いた遠心的種分化仮説の検証

京都大学教育研究振興財団在外研究短期助成 2016年7月 - 2016年8月

社会貢献活動

22

海の自由研究 in 奄美大島

講師

公益財団法人日本自然保護協会 2024年3月10日 - 2024年3月10日
26

第2回奄美群島の渚のいきもの勉強会

司会, 企画, 運営参加・支援

鹿児島大学国際島嶼教育研究センター 2024年2月24日
82

奄美群島の渚のいきもの勉強会

講師, 企画, 運営参加・支援

鹿児島大学国際島嶼教育研究センター 2023年11月25日
奄美に暮らす海の生き物ヤドカリと暮らす生き物の話

講師

宇検村立阿室小・中学校, 環境学習 2023年10月14日
44

サンゴ礁のいきもの観察会

講師, 企画, 調査担当

公益財団法人日本自然保護協会 2023年9月16日 - 2023年9月16日
70

海のおはなし会「海で暮らす背骨のない生き物～カニカゴをあげてみよう～」

講師

東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センターおおつち海の勉強室 - 2021年8月8日
高校臨海実習講師, 膳所高校 (SSH), 講義:「海の生き物の研究~瀬戸臨海実験所で出来ること~」

講師

京都大学フィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所 - 2019年7月24日
南白浜小学校, 生活科「白浜たんけん」

講師

- 2019年2月26日
水族館解説ツアー・水族館バックヤードツアー

その他

京都大学白浜水族館 2015年 - 2019年
特別企画展「ヤドカリと貝殻ー生態と芸術ー」(展示パネルの一部を担当)

その他

京都大学白浜水族館 2017年7月8日 - 2017年10月22日
高校臨海実習講師, 豊中高校 (SSH), 講義: 「ヤドカリの生態」

講師

京都大学フィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所 2015年 - 2016年

吉川晟弘

基本情報

研究分野

主要な経歴

主要な学歴

委員歴

受賞

論文

MISC

書籍等出版物

主要な講演・口頭発表等

所属学協会

共同研究・競争的資金等の研究課題

社会貢献活動

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