2016年7月2日
Can You Feel IT:Sound Sociology of Hate Speech
カルチュラル・タイフーン 2016
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- 開催年月日
- 2016年7月2日 - 2016年7月3日
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 口頭発表(一般)
- 主催者
- カルチュラル・スタディーズ学会
- 開催地
- 東京藝術大学 上野キャンパス
- 国・地域
- 日本
ヘイトスピーチなるもの、その物質性を感受するインスタレーションである。H8 スピーチ規制法が成立しても、スピーチの内容や立場性がクローズアップされても、そもそも、そのスピーチの物質、音としての効果を吟味することは少ない。アートベース・リサーチの一つであるサウンド・ソシオロジーの実演として、今回のインスタレーションを設置する。そこでは H8 スピーチなるものの身体性つまり暴力性を、参加者が直接的に感受できる空間構成を考える。そのため、空間性の身体性や現場性を再現するためにバイノーラル録音を使い、参加者の身体にも何かしらの拘束(暗室、物体の把持、人型フィギュアの設置など)を与えることで、サウンドそのものの物質性を感覚的に経験できるような仕組みとする。特定の生活の場に侵入するヘイト音の暴力性を身体的に感受すれば、『表現の自由』などが持ちだされる議論の陳腐さを知ることができるだろう。