共同研究・競争的資金等の研究課題

2010年 - 2011年

日本の植民地政策における音楽機能研究: 1930~40年代の台湾・朝鮮を中心に

日本学術振興会  科学研究費助成事業 研究活動スタート支援  研究活動スタート支援

課題番号
22820025
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
1,807,000円
(直接経費)
1,390,000円
(間接経費)
417,000円

本研究は植民地期の台湾・朝鮮において、音楽がいかに文化政策に取り込まれたかを明らかにすることを目的とし、(1)植民地での日本の音楽の導入およびその戦略、(2)植民地固有の音楽実践を中心とした文化アイデンティティ形成、という二つの観点から考察した。具体的には、(1)植民地の新聞雑誌における音楽関連記事、(2)博覧会や地域運動会など大規模なイベント、(3)レコードや映画などの娯楽的複製技術作品、という三つのメディアから事例を抽出し、音楽がいかに語られ、取り入れられ、どのような反応や影響を引き起こしたかについて調査した。

ID情報
  • 課題番号 : 22820025