講演・口頭発表等

国際会議

超高温におけるオーステナイト系ステンレス鋼の材料特性式の定式化

2017 ASME Pressure Vessels and Piping Conference (PVP 2017)
  • 下村 健太
  • ,
  • 鬼澤 高志
  • ,
  • 加藤 章一
  • ,
  • 安藤 勝訓
  • ,
  • 若井 隆純

開催年月日
2017年7月
記述言語
英語
会議種別
国・地域
アメリカ合衆国

本発表では、原子力プラントのシビアアクシデント時に対応した超高温におけるオーステナイト系ステンレス鋼の材料特性式の定式化について述べる。福島第一原子力発電所のシビアアクシデントの後、異常発生の防止(第1層から第3層)だけでなく、異常状態の緩和(第4層)も重要視されるようになった。シビアアクシデント状態での構造健全性評価を行うために、有限要素解析のような数値解析に使用可能な材料特性が要求されている。しかしながら、超高温において構造健全性評価に適用できる材料特性は無かった。したがって、原子力プラントのシビアアクシデント時すなわち1000$^{\circ}$Cまでの超高温においてオーステナイト系ステンレス鋼に対して引張及びクリープ試験を実施した。この試験で得られた結果を基に、最大1000$^{\circ}$Cまでの超高温において構造解析に適用可能な単調応力-ひずみ関係とクリープ破断関係を定式化した。その結果、これらの式により有限要素解析のような数値解析を使用した構造健全性評価を可能とした。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5059429