2017年4月 - 2020年3月
肺癌個別化ワクチン治療における、多角的治療効果予測アルゴリズムの構築
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
最適な癌治療を提供するには、患者ごとに最適な治療の組み合わせるのが望ましい。癌ワクチン、チェックポイント阻害剤、その他免疫制御法を適切に組み合わせることが重要である。 本研究では、まずヒト肺癌から得た次世代シーケンスデータを用いて腫瘍内免疫応答を多角的に評価する手法を確立した。その手法を用いてマウス肺癌細胞株に対する解析を行い、免疫細胞浸潤を誘導する治療が必要であることが予測された。個別化ワクチンのみでは効果が乏しかったが、免疫細胞浸潤を誘導する免疫アジュバント(補助剤)を組み合わせてマウスに投与したところ、腫瘍の増殖が抑制された。
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- 課題番号 : 17K10778
- 体系的課題番号 : JP17K10778