石原真衣 (ishihara mai) - マイポータル

基本情報

所属: 北海道大学アイヌ・先住民研究センター、先住民・文化的多様性研究グローバルステーション（GSI）准教授

学位: 博士(2018年9月北海道大学)

J-GLOBAL ID: 201801001867609444
researchmap会員ID: B000328831

外部リンク: https://www.let.hokudai.ac.jp/staff/ishihara-mai

研究キーワード

研究分野

人文・社会 / 文化人類学、民俗学 /

経歴

2021年1月 - 現在

北海道大学アイヌ・先住民研究センター、先住民・文化的多様性研究グローバルステーション（GSI）, 准教授
2020年4月 - 現在

北海道医療大学, 客員講師
2019年10月 - 2022年3月

北星学園大学短期大学部英文学科, 非常勤講師
2020年10月 - 2021年12月

北海道大学アイヌ・先住民研究センター, 助教
2018年10月 - 2020年9月

北海道大学 (専門研究員)

学歴

2012年4月 - 2018年9月

北海道大学, 大学院文学研究科, 地域歴史文化学博士後期課程
2010年4月 - 2012年3月

北海道大学, 大学院文学研究科, 地域歴史文化学歴史文化論講座博士前期課程
2001年4月 - 2005年3月

北星学園大学, 文学部英文学科

委員歴

2022年9月 - 現在

北海道大学出版会, 理事

受賞

論文

先住民を不可視化する暴力

石原真衣

平和研究 61 23-51 2023年11月査読有り招待有り
当事者を書く専門家の死角とオートエスノグラフィ：言説の独占を解体し「語る主体」の権利を回復する

現代思想2023年9月号特集＝生活史／エスノグラフィー -多様な〈生〉を記録することの思想- 51(11) 134-145 2023年9月招待有り
167

Ain’t I A Woman?／「私」は女ではないの？

石原真衣

臨床心理学あたらしいジェンダースタディーズ増刊15号 109-114 2023年8月招待有り
（近刊）Out of Silence: Examining the Past, Present, and Future of Ainu Knowledge of the Past

mai ishihara, Mokottunas Kitahara, Amanda Gomes

Oxford Handbook of Indigenous Oral Traditions in Archaeology （近刊） 2023年招待有り筆頭著者
知識人とはなにか――先住民フェミニズムと〈ケアし合う社会〉へむけて

石原真衣

『現代思想2023年1月号特集＝知のフロンティア -今を読み解く23の知性-』 51(1) 132-143 2023年1月招待有り筆頭著者
思想として消費される〈アイヌ〉

石原真衣

『思想』 1184 57-68 2022年12月
地球上から消え果た植民地主義？：森崎和江が遺したものと〈沈黙〉

石原真衣

『現代思想2022年11月臨時増刊号総特集＝森崎和江』 50(13) 57-68 2022年10月招待有り筆頭著者
先住民という記号日本のダイバーシティ推進における課題と展望

石原真衣

『記号化される先住民／女性／子ども』青土社 159-188 2022年6月
サバルタン

石原真衣

韓国外国語大学日本研究所 2022年
〈沈黙〉が架橋する：弔いの人類学とケアし合うオートエスノグラフィへむけて」

石原真衣

『文化人類学』 87 206-223 2022年査読有り
アイヌの過去と、アイヌの現在――アイヌモシリ、蝦夷地、北海道（石原真衣）

石原真衣

『アイヌからみた北海道150年』 2021年10月
アカデミック・サバルタンの声と「研究」ー学問におけるdecolonization(脱植民地化)へ向けてー

石原真衣

北海道民族学 (17) 17-32 2021年3月31日査読有り筆頭著者
「透明人間の民族誌言葉がない世界での苦悩とその癒し」

石原真衣

金剛出版,『治療は文化である―治癒と臨床の民族誌臨床心理学増刊第12号』 207-212 2020年8月招待有り
アイヌのリミナーズにおける沈黙の歴史

Critical Asian Studies: Special Issue; Hokkaidō 150: Settler Colonialism and Indigeneity in Modern Japan and Beyond, 17-21 2019年10月査読有り
.「<沈黙>のオートエスノグラフィー―「サイレント・アイヌ」におけるサバルタン化のプロセスとポストコロニアル状況―」

石原真衣

北海道大学文学研究科博士後期課程学位論文 2018年10月
「「サイレント・アイヌ」を描く―〈沈黙〉を照らすオートエスノグラフィーの可能性」

石原真衣

『北海道民族学会』 14 1-31 2018年3月査読有り
「沈黙を問う―「サイレント・アイヌ」というもうひとつの先住民問題」

石原真衣

『北方人文研究』 11 3-12 2018年3月査読有り
「「土人」から「先住民」へ―近現代のアイヌ民族に関する文化人類学的考察」

石原真衣

北海道大学文学研究科博士前期課程学位論文 2012年3月

MISC

Dialogues: decolonizing anthropology in/with Japan

Journal of the Royal Anthropological Institute 2024年
（近刊）インタビュー：個から考える多文化共生２つの文化のスキマを生きる

カナグスク金城馨、石原真衣

2024年
（近刊）多文化共生を刷新する共に生きるための「安全なスキマ」

石原真衣

日立財団グローバルソサエティレビュー 2024年筆頭著者
みんなカラフル宣言！痛みと怒りを大事に自分だけの彩り(カラー)をみつけること

石原真衣

月刊『同朋』誌 2024年4月号 2024年
日本のダイバーシティ推進における課題と展望サイレントアイヌの窓から

石原真衣

労仂文化 2024年筆頭著者
存在しない「私」沈黙と死者を物語ること

石原真衣

物語研究 2024年
Interim Report on the Past and Future Prospects of Cultural Anthropology, as Reflected from the “(Draft) Ethical Guidelines for Research on the Ainu People”

Japanese Review of Cultural Anthropology 24(2) 2023年招待有り
（にじいろの議）尊重しあえる社会の実現には個人が持つ彩り大切に

石原真衣

朝日新聞 6月14日 2023年
沈黙の創造性

石原真衣

群像 2023年11月号 2023年
北海道大学とアイヌ民族未来を担う真の共生社会を問う歩み

石原真衣

Be ambitious (89) 2023年
誰もがカラフルに生きるために――先住民フェミニストの視点から

石原真衣

全国ダイバーシティネットワーク（2023年12月4日掲載） 2023年筆頭著者
書評「旅とトラウマと横道誠という芸術」『週刊読書人』7月15日号

石原真衣

2022年7月15日
「北海道150年」をアイヌとして迎えること」

石原真衣

『月刊みんぱく特集：アイヌ民族と「共生」』 (2022年6月号) 8-9 2022年6月招待有り筆頭著者
スキマに居続ける／狭間に立ち尽くす――反―共生宣言！とノイズを立て続けること――対談：石原:真衣×金城:カナグスク馨

石原:真衣, 金城:カナグスク馨

『多元文化交流』 (14) 2022年6月招待有り筆頭著者
127

国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）刊行「「15人の人文・社会科学系有識者が語る現状と未来－2050年の日本へ、そのプロセスを問う」インタビュー

石原真衣

14-15 2022年5月招待有り
「インターセクショナルな「ノイズ」を鳴らすために」

石原真衣, 下地ローレンス吉孝

『現代思想 2022年5月号特集=インターセクショナリティ ―複雑な〈生〉の現実をとらえる思想』 50(5) 8-23 2022年4月招待有り
喪失と創造の狭間で立ち尽くす場所から――現在の〈アイヌ〉を取り巻く様々な痛みや困難の根源は何か、リチャード・シドル著『アイヌ通史――「蝦夷」から先住民族へ』（岩波書店）を読む、『図書新聞』3526

2022年1月
『現代思想特集…進化論の現在 : ポスト・ヒューマン時代の人類と地球の未来』

石原真衣

2021年10月
北から南へ, そして,

石原真衣

台灣東亞歷史資源交流協會 2019年6月
「『私』を研究する―アイヌ四世としてのオートエスノグラフィー」

石原真衣

2017年12月

書籍等出版物

アンティコニ―北米先住民のソフォクレス

Piatote, Beth H(原著), 初見かおり(訳) 石原真衣 (担当:分担執筆) (原著:石原真衣)

春風社 2024年3月8日 (ISBN: 4861109132)
（近刊）アイヌがまなざす痛みの声を聴くとき

石原真衣, 村上靖彦 (担当:共著)

岩波書店 2024年
記号化される先住民/女性/子ども

石原真衣, 加藤博文, 北原モコットゥナㇱ, 内藤千珠子, 中村平, 村上靖彦

青土社 2022年7月25日 (ISBN: 4791774876)
アイヌからみた北海道150年

石原真衣

北海道大学出版会 2021年10月20日 (ISBN: 4832934058)
〈沈黙〉の自伝的民族誌(オートエスノグラフィー) サイレント・アイヌの痛みと救済の物語

石原真衣

北海道大学出版会 2020年2月28日 (ISBN: 4832968572)
対抗言論反ヘイトのための交差路 1号: ヘイトの時代に対抗する

杉田俊介, 櫻井信栄, 川村湊(編)、石原真衣 (担当:分担執筆)

法政大学出版局 2019年12月23日 (ISBN: 4588616110)
ヘイト・クライムと植民地主義 (反差別と自己決定権のために)

木村朗, 前田朗(編)、石原真衣 (担当:分担執筆)

三一書房 2018年2月1日 (ISBN: 4380180034)

講演・口頭発表等

「誰もがカラフルに（彩りゆたかに）生きる社会に向けて―先住民フェミニストの窓から

石原真衣

日本キリスト教社会福祉学会inうらかわ第6４回大会 2024年6月22日招待有り
「正当化された暴力」に名前を与える――「私」の奮闘記

石原真衣

全国大学同和教育研究協議会 2024年度春季シンポジウム大学におけるマイクロアグレッションを考える 2024年6月9日招待有り
日本のダイバーシティ推進における課題と展望

石原真衣

労文協リレー講座 2023年11月22日招待有り
「われわれ」でも「私」でもない場所で

石原真衣

南山大学社会倫理研究所2023 年度第1 回懇話会「〈われわれ〉は何を引き受けるのか」 2023年10月22日招待有り
「自己たりえない「私」」

石原真衣

物語研究会2023年度（令和5）8月大会【テーマシンポジウム】「インターセクショナルな語り／語りのインターセクショナリティ」 2023年8月21日招待有り
先住民フェミニストとして生きる日本のダイバーシティ推進とアイヌを取り巻く問題の解決へ向けて

石原真衣

アイヌ文化普及啓発セミナー 2023年8月3日招待有り
倫理的未来にむけて困難な対話を学術として行うこと

石原真衣

日本文化人類学会第57回研究大会倫理委員会特別シンポジウム 2023年6月4日招待有り
アイヌ民族を取り巻く差別問題と知識人の責務共生社会におけるレイシズムと思想的消費をめぐって

石原真衣

真宗大谷派教学研究所 2023年3月8日招待有り
67

研究交流委員会企画「沈黙を残すオートエスノグラフィックな経験をめぐる対話」

石原真衣, 北海道大学アイヌ, 先住民研究センタ, 渡部純(福島県立福島東高校, 宮前良平, 福山市立大学都市経営

日本質的心理学会 2022年6月26日
87

「日本における先住民研究の（不）可能性：先住民の「不可視性」と入植者の「不在」」

日本オーストラリア学会 2022年6月18日
147

狭間で立ち尽くすサイレントアイヌの経験と日本の人種的透明性

石原真衣

宮城学院女子大学附属キリスト教文化研究所多民族グループ第二回公開研究会 2021年11月26日招待有り
サイレントアイヌについて学ぶ

石原真衣

大通高校講演 2021年11月19日招待有り
105

北海道大学出版会主催オンラインイベント「アイヌからみた北海道１５０周年」刊行記念石原真衣オンライン講演会

石原真衣

2021年11月11日招待有り
「国際文化実践Ⅱ」サイレントアイヌを学ぶ

石原真衣

龍谷大学国際学部国際文化学科「国際文化実践Ⅱ」 2021年10月26日招待有り
赤・白・黄アイヌの女性が経験した結婚差別から日本の人種事情を考える

石原真衣

Seminar of Nissan Institute of Japanese Studies Oxford School of Global and Area Studies 2021年10月22日招待有り
沈黙のお話し

石原真衣

北星学園女性高等学校異文化理解授業 2021年10月14日招待有り
133

先住民という記号：日本のダイバーシティ推進における課題と展望

石原真衣

北海道大学アイヌ・先住民研究センター２０２１年度１０月シンポジウム記号化される先住民／女性／子ども 2021年10月10日
サイレントアイヌの窓から

石原真衣

2021年日本精神保健福祉士協会全国大会・学術集会北海道市民公開講座多様性を認め合う社会を目指して～北海道からの発信～ 2021年9月11日
「私」の当事者研究 ―“非”常識は、キラキラした未来をつくる、のだ―

石原真衣

いま改めて振り返る、当事者研究の理念vol.7 2021年7月17日招待有り
107

誰がサバルタンの声を奪うのかサイレントアイヌ／アイヌを取り巻く支配構造の変遷とその内面化

韓国外国語大学校国際学術シンポジウム「社会権力とサバルタン」 2021年5月29日招待有り

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担当経験のある科目(授業)

2021年10月 - 現在

先住民と交差性(インターセクショナリティ) (北海道大学)
2021年4月 - 現在

アイヌ・先住民学総合特殊講義 (北海道大学)
2021年4月 - 現在

アイヌ・先住民研究入門Ⅰ：先住民文化遺産の保存と活用 (北海道大学)
2020年10月 - 現在

アイヌ・先住民学海外特別演習国際先住民学演習Ⅰ (北海道大学)
2019年10月 - 現在

ジャパンスタディーズ (北星学園大学短期大学部)
2019年10月 - 現在

人類学 (北星学園大学短期大学部)

所属学協会

2021年5月 - 現在

日本文化人類会
2019年4月 - 現在

アメリカ人類学会
2016年4月 - 現在

日本平和学会
2010年4月 - 現在

北海道民族学会

共同研究・競争的資金等の研究課題

先住民および人種的他者をめぐる日本型レイシズムの人類学的検討

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(B) 2024年4月 - 2028年3月

石原真衣, 村上靖彦, 友永雄吾, 中村平
人類学における家族研究の記憶論的転回：ナラティヴ・アプローチによる探究

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(B) 2023年4月 - 2027年3月

北村毅, 深尾葉子, 小西真理子, 陳天璽, 石井美保, 石原真衣, 中村平
先住性と集団帰属意識の歴史的形成過程の検討

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(A) 2021年4月 - 2025年3月

加藤博文, 辻康夫, 佐藤宏之, 石原真衣, 佐々木史郎, 蓑島栄紀, 山内太郎, 木村亮介, 石田肇

社会貢献活動

「私たちは、矯正され強制されることにまいった！から、共生ブームに抗することにした」

出演, パネリスト

関西沖縄文庫反―共生宣言！ 2022年3月16日
沈黙のアイヌ

出演, パネリスト

宮城教育大学 2022年3月2日
「カミングアウトとプライバシー：在日コリアン、部落出身者の経験と思いから考える」

コメンテーター

ヒューライツ大阪オンライン人権教育セミナー 2022年2月23日
サイレントアイヌから日本のジェンダー問題を考える

出演, パネリスト

真宗大谷派北海道教務所 2021真宗大谷派北海道教務所「企画部会学習会」 2022年2月18日
「サイレント・アイヌ」（と自伝的民族誌の可能性）

出演, パネリスト

朝日カルチャーセンター今知りたい、アイヌ学・先住民学完結編④ 2021年3月10日
「北海道150年」をサイレント・アイヌの歴史から考える講演

講師

真宗大谷派（浄土真宗） 2018年4月20日
「共に語り始める「北海道150年」―アイヌ、和人、サイレント・アイヌの物語―」

パネリスト

北海道新聞社道新ニュースサロン「こころ揺らす―アイヌ民族と今を考える 2018年4月13日
真宗大谷派（浄土真宗）北海道教務所公開講座「サイレント・アイヌの物語」講演

講師

真宗大谷派（浄土真宗） 2018年3月26日
「見えない世界を見る私の＜アイヌ＞への旅」講演

講師

北星学園女子中学高等学校 2017年2月23日

メディア報道

「札幌人図鑑.TV」第1552回アイヌルーツを持つ文化人類学者石原真衣さん

ジェイコム札幌「札幌人図鑑.TV」 2019年2月6日テレビ・ラジオ番組
アイヌらしく人間らしく～北海道１５０年家族の肖像～出演

NHK NHK ＥＴＶ特集 2018年12月20日テレビ・ラジオ番組
シリーズ北海道１５０年第２集「アイヌモシリに生きる」出演

NHK NHK 北海道スペシャル 2018年8月27日テレビ・ラジオ番組
聞こえない声－アイヌ遺骨問題もうひとつの150年出演

北海道テレビ HTB HTBノンフィクション 2018年4月13日テレビ・ラジオ番組
連載こころ揺らす第９部アイヌと社会の未来を語る「痛いと向き合う好機」

北海道新聞 2018年4月13日新聞・雑誌
連載こころ揺らす第１部番外編知る語る未来紡ぐ

北海道新聞 2017年4月13日新聞・雑誌
連載こころ揺らす第１部第１回自らの「アイヌ」と出会う「痛みのルーツどこに」

北海道新聞 2017年4月2日新聞・雑誌