基本情報

所属
都留文科大学 教養学部 比較文化学科 教授

J-GLOBAL ID
201401053867896419
researchmap会員ID
B000241457

 日本とアメリカ合衆国の音楽や大衆芸能に着目し、人や文化の越境・接触・交錯・変容・流動を微視的かつ巨視的に描き出すべく、歴史人類学的な研究を行っています。

 21世紀とともに開始した研究は『めぐりあうものたちの群像――戦後日本の米軍基地と音楽 1945-1958』(大月書店、2013年)にまとめましたが、ここ数年は、戦後に来日した米軍将兵がアメリカへ持ち帰った日本のポピュラー・ソング(とくに「支那の夜/China Nights」)の「その後」を辿る研究と、20世紀初めにアメリカのサーカスやヴォードヴィルで活躍した日本人軽業師(アクロバット芸人)の研究とを、並行して進めています。後者の研究へと重点を移していく転換点にあるのが『進駐軍を笑わせろ!――米軍慰問の演芸史』(平凡社、2022年)です。

 「現在」を生きながら「過去」を掘り起こしているわけですが、「現在」もまた「過去」から見つめられている(のかもしれない)ということを心に深く留め、毎日のしごとを積み重ねています。


主要な書籍等出版物

  11

主要な論文

  16

主要なMISC

  17

講演・口頭発表等

  35

委員歴

  6

共同研究・競争的資金等の研究課題

  3