基本情報

所属
早稲田大学 教育・総合科学学術院 教授
学位
理学博士(早稲田大学)

J-GLOBAL ID
200901013611388570
researchmap会員ID
1000005964

過去約10年間に取得した特許群と産業活用について
視知覚の数理科学とその産業応用、特に各種画像処理技術、錯視、商用アートへの展開

取得した国内外の特許(抜粋):筆頭発明者 新井仁之
特許(米国,EP)
特許US Patent 10943338 発行日:2021年3月9日
Edge-induced visual illusion generation apparatus, method of generating edge-induced visual illusion, edge-induced visual illusion generation program, printing medium, and recording medium.

特許EP Patent EP2624212B1 発行日:2019年9月18日
OPTICAL ILLUSION IMAGE GENERATING DEVICE, MEDIUM, IMAGE DATA, OPTICAL ILLUSION IMAGE GENERATING METHOD, PRINT MEDIUM MANUFACTURING METHOD, AND PROGRAM

特許US Patent 9721331 発行日:2017年8月1日
Digital filter, and image generating, superhybrid image generating, electronic medium manufacturing, and letter-row tilt illusion generating apparatus, method and program

特許US Patent 9418452 発行日:2016年8月16日
PRINT MEDIUM DISPLAYING ILLUSION IMAGE AND NON-TRANSITORY COMPUTER-READABLE RECORDING MEDIUM HOLDING ILLUSION IMAGE DATA

特許US Patent 9292910 発行日:2016年3月22日
IMAGE PROCESSING APPARATUS, IMAGE PROCESSING METHOD, PROGRAM, PRINTING MEDIUM, AND RECORDING MEDIUM

特許US Patent 9426333  発行日:2016年8月23日
ILLUSION ANALYZING APPARATUS, APPARATUS FOR GENERATING ILLUSION-CONSIDERED IMAGE FOR WHICH ILLUSION IS TAKEN INTO CONSIDERATION TO ALLOW PERCEPTION ACCORDING TO ORIGNIAL IMAGE, ILLUSION ANALZING METHOD, METHOD OF GENERATING ILLUSION-CONSIDERED IMAGE FOR WHICH ILLUSION IS TAKEN INTO CONSIDERATION TO ALLOW PERCEPTION ACCORDING TO ORIGINAL IMAGE, AND PROGRAM

特許US Patent 9418452  発行日:2016年8月16日
PRINT MEDIUM DISPLAYING ILLUSION IMAGE AND NON-TRANSITORY COMPUTER-READABLE RECORDING MEDIUM HOLDING ILLUSION IMAGE DATA

特許US Patent 8873879  発行日:2014年10月28日
 Illusion image generating apparatus, medium, image data, illusion image generating method, printing medium manufacturing method, and program

 

特許(国内)
特許616283 発行日:2017年6月23日
画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム

特許第5622971号  発行日: 2014年10月3日
錯視の分析装置、原画像のとおり知覚させるように錯視を加味した錯視加味画像生成装置、錯視の分析方法、原画像のとおり知覚させるように錯視を加味した錯視加味画像生成方法、および、プログラム,

特許第5456929号 発行日:2014年1月17日
画像処理用ディジタルフィルタ、画像生成装置、画像生成方法、ディジタルフィルタ作成方法、および、プログラム

特許第5622971号 発行日:2014年10月3日
錯視の分析装置、原画像のとおり知覚させるように錯視を加味した錯視加味画像生成装置、錯視の分析方法、原画像のとおり知覚させるように錯視を加味した錯視加味画像生成方法、および、プログラム

特許第5456931号 発行日:2014年1月17日
文字列傾斜錯視生成装置、文字列傾斜錯視生成方法、印刷媒体製造方法、電子媒体製造方法、および、プログラム

特許第5385487号 発行日:2013年10月11日
スーパーハイブリッド画像生成装置、スーパーハイブリッド画像生成方法、印刷媒体製造方法、電子媒体製造方法、および、プログラム 

特許5276739号 発行日:2013年5月24日
印刷媒体、および、記録媒体

特許第5038547号 発行日:2012年7月13日
錯視画像生成装置、錯視画像生成方法、印刷媒体製造方法、および、プログラム 

 

著書】(いずれも単著)

新井仁之「フーリエ解析とウェーブレット」(朝倉書店,2022年)総頁数 250+x
新井仁之「これからの微分積分」(日本評論社,2019年)総頁数 362 +v
新井仁之「有理型関数」(共立出版,2018年)総頁数 170+ix
新井仁之「正則関数」(共立出版,2018年)総頁数 183+ix
新井仁之「錯視のひみつにせまる本」第3巻「錯視と科学」(ミネルヴァ書房,2013年)(中国語訳あり)
新井仁之「ウェーブレット」(共立出版,2010),総頁数 463+xi
新井仁之「新・フーリエ解析と関数解析学」(培風館,2010),総頁数 339+viii
新井仁之「線形代数 基礎と応用」(日本評論社,2006),総頁数 537+x
新井仁之「微分積分の世界」(日本評論社,2006),197+x
新井仁之「フーリエ解析学」(朝倉書店,2003),総頁数 277+vi
新井仁之「ルベーグ積分講義 - ルベーグ積分と面積0の不思議な図形たち」(日本評論社,2003),総頁数 333+viii
 

 NEWS  最新!
新井仁之『フーリエ解析とウェーブレット』(朝倉書店,2022)が出版されました。詳しくはこちら。

 

NEWS  最新!
ICTを活用した「微積分1A」,「微積分2A」により第10回 Waseda e-Teaching Award を受賞しました。

 

【最近のNEWS】 
朝日新聞(2018年11月24日朝刊)で錯視と画像処理の研究成果が取り上げられました。詳しくはこちら。

第7回藤原洋数理科学賞大賞(2018年9月)を受賞しました。詳しくはこちら。

米国科学雑誌 『Nautilus』 のサイトで視覚・錯視と画像処理の研究成果が取り上げられ紹介されました.詳しくはこちら.

これまでの新聞報道等はこちらをご覧ください.

  

【主な受賞歴(受賞年順)】

2018年9月
藤原洋数理科学賞大賞
授賞理由:数理視覚科学と非線形画像処理の新展開
受賞者:新井仁之
受賞のことば(日本数学会編『数学通信』2019年2月号より)

 

2013年9月
日本応用数理学会 日本応用数理学会論文賞 (JJIAM部門)
論文名「Framelet analysis of some geometrical illusions.」
受賞者:新井仁之、新井しのぶ
詳しくはこちら(日本応用数理学会HPより)

 

2008年4月
文部科学省 文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)
受賞理由:視覚と錯視の数学的新理論の研究
受賞者:新井仁之
新井仁之氏の受賞によせて(日本数学会編『数学通信』13巻3号より)

 

1997年3月
日本数学会 日本数学会賞春季賞
受賞理由:複素解析と調和解析の研究
受賞者:新井仁之
詳しくはこちら(数学(岩波書店))

 

1995年8月
Featured Reviews
タイトル:Hitoshi Arai, Degenerate elliptic operators, Hardy spaces
and diffusions on strongly pseudoconvex domains, Tohoku Math. J. (1994),
pp.469-498. (95h:46034)
【説明】Featured Review は,Mathematical Reviews誌(アメリカ数学会)により世界中の数理系学術誌に掲載された論文からoutstanding paper として選ばれたものです.
詳しくはこちら.

その他の受賞もあります。 

 


 自己紹介(履歴・研究歴)

 

新井仁之 (Arai Hitoshi)
早稲田大学教育・総合科学学術院 教授

東京大学名誉教授
 1959年横浜生まれ

 [中高時代]

 1972年に獨協中学・高等学校のドイツ語組に入学。中学1年からドイツ語を第一外国語として学びました。ここでドイツ語を初めて学び、とりわけドイツ語の文法の仕組みの美しさに感動し、ドイツ語文法を熱心に勉強していました。

  しかし、中学2年の秋に獨協を退学、ドイツのボンにある Nicolaus Cusanus Gymnasium という中高一貫校に入学しました。そして約1年そこでドイツ語による教育を受けました。ドイツでは哲学、特に認識論に興味をもち、独学で哲学を学び始めました。

  帰国後、再び獨協に中学3年の秋から編入学しました。中学3年のときにカントの『純粋理性批判』を読み始め、すっかり取憑かれてしまい、この哲学書に没頭しました。『純粋理性批判』は中学生の私にとって、人の認識を論理的に解き明かそうとする新しい壮大な世界でした。こういったこともあって中学・高校時代は、名誉校長で著名な哲学者の天野貞祐先生、そしてとりわけ校長でかつて東京大学教授だったドイツ文学者の小池辰雄先生から薫陶を受け、哲学・認識論の勉学に専念しました。高校のときには認識論に関する論文を書いたりしていました(未発表)。

  このほか、中学3年のときに数学担当の原田恒久先生のご指導の下、遠山啓著『微分と積分 その思想と方法』(日本評論社)を読みました。原田先生が数名の中学・高校生に対し放課後講義をされ,私もそれに加わっていました。講義は本の前半で終わりましたので,続きは一人で読みました。もともと数学そのものにはそれほど興味があった訳ではありませんでしたが、大学の数学を学んでみると、中学の数学とは全くの別物で、それ自身新鮮で面白く、『微分と積分 その思想と方法』は大学レベルの数学への扉を開いてくれました。ただ当時は哲学・認識論への興味が強く、高校に進級すると結局哲学・認識論の勉学に専心しました。

 それから数十年後、『微分と積分 その思想と方法』の新版がでるとき、出版社から解説を依頼され、新版には私の解説が載りました。中学生の頃、まさか将来、読んでいるテキストの巻末に自分の解説が載ることになろうとは想像もしていませんでした。

 

【余談 - ギフテッド教育】

 ところで、近年、日本でもギフテッドと呼ばれる生徒に対するギフテッド教育が注目されつつあります。文部科学省がギフテッドの教育の支援に乗り出したとの報道もありました。今から思えば、45年以上前に中学・高校で哲学や数学のギフテッド教育の一種かそれに類するものを受けていたと言えるのかもしれません(ただし私にはギフテッドと言われるような特別な才能はなく、ギフテッドではありません)。普通の教育も通常どおり受けていたので、ギフテッド教育との折衷型でした。

 もちろん当時のことですから学校にギフテッド教育のシステムがあったわけではありません。それはきっちりとシステム化されたものではなく、教員が好意的に行なってくれた、柔軟性のあるカスタムメードのギフテッド教育であったと言えるでしょう。45年以上前の日本に於ける中学校・高等学校のギフテッド教育の一つの事例ではないかとも考えられます。

 

 [大学時代]

 高校のときは哲学・認識論の勉強に明け暮れていましたが、大学では哲学を研究するために、まず数学を軸に自然系・人文系の勉強をし,それから哲学科に行き、哲学を専攻しようと思っていました。1978年に高校を卒業し、早稲田大学教育学部に進学しました。大学では数学者の和田淳藏先生の研究室で純粋数学(主に多変数複素解析の関数環への応用)を学びました。卒業論文はこの方面の最先端のことまでをまとめ、ささやかながらいくつかのオリジナルな結果も得ました。数学を勉強するうちに哲学から数学に興味が移り、1982 年に早稲田大学大学院理工学研究科数学専攻の修士課程に進学し、1984年に同博士課程に進みました。大学院では主にブラウン運動と調和解析の交錯領域の研究を行いました。

 そして翌1985年には教育学部に数学の助手として戻ることになり、教育学部では教員として、理工学研究科では大学院生として過ごしました。


[大学教員時代] 

 1986 年に東北大学理学部の数学科の助手に招かれ、早稲田は中退。仙台に移住し、確率論と微分幾何学と多様体上の解析学の融合領域の研究を行いました。東北大学では猪狩惺教授の実解析セミナーに参加しました。その間、プリンストン大学数学科客員研究員(受け入れ教授はエリアス・スタイン先生)、東北大学理学部講師、東北大学大学院助教授を経て、37歳のとき
 1996 年に東北大学大学院理学研究科の数学の教授となりました。

  1999年に東京大学大学院数理科学研究科の教授に招かれ異動しました。
東京大学ではある切っ掛けで、脳内で行われる視知覚の情報処理のメカニズムや視覚が起こす錯覚(錯視)の研究を始めました。そして視知覚や錯覚を先端的数学、脳科学、神経科学、知覚心理学、コンピュータ・ビジョンなどを使って総合的に研究し、さらにその成果を実用的な技術に結晶化する新分野『数理視覚科学』を提唱、以来その研究を進めています。
 数理視覚科学の研究により、これまでに世界で初めて


*幾何学的錯視の錯視量の自由な制御(新井・新井 2005)
*任意の画像の浮遊錯視画像への変換(新井・新井、特許取得 2012, 米国等特許取得)、*スーパーハイブリッド画像関連(新井・新井、特許取得 2013, JST,米国特許取得)
*文字列傾斜錯視の自動生成(新井・新井、特許取得、2014, JST
*色の錯視の分析装置(新井・新井、特許取得、2014, JST、米国特許取得)
*新しい画像処理方法(新井・新井、特許取得、2014, JST、米国特許取得)
*ディジタル・フィルタ群の新しい設計方法等(新井・新井、特許取得、2014, JST、米国特許取得)
(他にも新井・新井による国内外の特許あり)

 などに成功しました。 

 2018年に母校の早稲田大学教育・総合科学学術院に移籍し、現在に至っております。 

 


その他

  20

書籍等出版物

  17

主要な産業財産権

  15

MISC

  55

共同研究・競争的資金等の研究課題

  12