Researchlog by Noriko Arai

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2009/07/14

研究者のSEO対策

Tweet ThisSend to Facebook | by norico
来年度向けの研究者公募がそろそろ走り始める季節になりました。
一昔前は、研究者の公募には「表向きは公募だけど、実は内部人事」というのが少なくなかったようですが、最近は「マジで公募」というのが増えているように思います。大学も外部による評価が始まって、研究成果を上げられる人材を集める、あるいは、人材育成が確実にできる腕のある人材、あるいはメディアの露出が多い人材など、目的に応じて集めざるをえない段階に入っているのでしょう。

自分が人事担当者の場合、公募書類が届いたときに最初に何をするか、といったら、「応募者の名前をGoogleで検索」。紙で届いた書類よりも、Webでの検索結果のほうが雄弁にその人を語ることもあるので。トップレベルのJournalのエディタをしている知り合いも、論文を読む前にまずはGoogleで著者を検索する、と言ってました。あるいは、科研費の審査においてさえも。
競争率が高くなればなるほど、その傾向は強いようです。
特に、融合的な研究領域で勝負する場合、あるいは他流試合(自分の分野や組織以外の公募に出す)場合、人事担当者に知り合いがいる確率は高くありません。研究者にも今後は、SEO(検索エンジン最適化)対策が必要になるんでしょうね。つまり、ときどき自分の名前で検索をかけてみて、自分がどのように見えるかチェックし、意識してチューニングすることが不可欠ということです。(もちろん、研究成果が大前提ですが。)

今朝、検索をしていて、ふと、twitterの次のようなつぶやきが目に入りました。
「Researchmap.jpのおかげで最近やっとこ実名で検索してGoogleの上位に自分が出るようになった。」

私の名前で検索すると、さすがに情報研のページが最上位に出て、次がamazon、次がNTTのインタビュー記事、その次あたりがResearchmapかSpyseeといったところです。周囲の若手研究者の場合は、ほぼ間違いなくResearchmapがトップに出ているようです。

Researchmapはもともとは異分野をつなぐ研究者の架け橋の仕組みですが、Researchmapのマイポータルを名刺代わりに使う、というのも「あり」というお話。



09:19 | Impressed! | Voted(7) | Comment(2) | テクノロジー
Comment
kuno2009/07/15 12:34:50
私自身もResearchmap をありがたく思っています。最近、アメリカ数学会の「名簿」に相当するページの「自分のホームページアドレス」欄にResearchmapのアドレスを掲載しました。
norico2009/07/15 21:23:06
やっぱり「外」に目を向けたとき(「外」からの目を意識したとき)には、必要ですよね。Researchmapのような機能は。