2018年4月 - 2021年3月
定住狩猟採集民から農耕牧畜社会へ:ティグリス川上流域における4千年の過程を探る
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 18H00754
- 体系的課題番号
- JP18H00754
- 担当区分
- 研究分担者
- 配分額
-
- (総額)
- 17,290,000円
- (直接経費)
- 13,300,000円
- (間接経費)
- 3,990,000円
本研究は新石器時代初期にトルコ南東部で進行した偶蹄類の家畜化過程と、紀元前7000年前後に家畜化の核地域から東方へ家畜が伝播し、さらにイラン、コーカサス地域へ新石器化(Neolithization)の波とともにもたらされる過程を追う。さらに、中央アジアの新石器時代遺跡から出土した動物遺存体の最新データを収集することを目的としている。
家畜化の中心地である西アジアと家畜を受容した周辺地域で収集した出土動物骨データを比較検討することで、
1)初期定住集落における狩猟採集民による野生祖先種の利用、2)家畜化が進行する時期における動物利用の変化、3)周辺地域への家畜の拡散と受容、4)農耕牧畜を基盤とする社会が成立した後の野生動物資源利用 について明らかにする。
国際考古動物学会西南アジア分科会(2019年6月3-7日、バルセロナ自由大学)に参加し、西アジアをフィールドにする動物考古学研究者と研究連絡を行なった。トルコ南東部のハッサンケイフ遺跡とスマキ遺跡から出土した動物骨の資料収集を進めた。また、チャヨニュ遺跡発掘調査現場を訪問し現地の研究協力者との研究打ち合わせをした。
家畜化の中心地である西アジアと家畜を受容した周辺地域で収集した出土動物骨データを比較検討することで、
1)初期定住集落における狩猟採集民による野生祖先種の利用、2)家畜化が進行する時期における動物利用の変化、3)周辺地域への家畜の拡散と受容、4)農耕牧畜を基盤とする社会が成立した後の野生動物資源利用 について明らかにする。
国際考古動物学会西南アジア分科会(2019年6月3-7日、バルセロナ自由大学)に参加し、西アジアをフィールドにする動物考古学研究者と研究連絡を行なった。トルコ南東部のハッサンケイフ遺跡とスマキ遺跡から出土した動物骨の資料収集を進めた。また、チャヨニュ遺跡発掘調査現場を訪問し現地の研究協力者との研究打ち合わせをした。
- ID情報
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- 課題番号 : 18H00754
- 体系的課題番号 : JP18H00754
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
世界と日本の考古学 ーオリーブの林と赤い大地ー 63-74 2020年3月20日 筆頭著者責任著者