2014年4月 - 2017年3月
野生サケとは何か? 河川遡上期を決める 遺伝的基盤と資源量 への貢献度の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 26292102
- 体系的課題番号
- JP26292102
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 16,120,000円
- (直接経費)
- 12,400,000円
- (間接経費)
- 3,720,000円
- 資金種別
- 競争的資金
サケは日本人には身近な魚だが、その大半は人工飼育されたサケ稚魚の放流に頼っている。一方、川で生まれた野生魚についてはその実態がよく分かっていない。そこで本研究では、サケの産卵遡上に注目し、遡上時期と関わる遺伝子の違いを探った。その結果、サケ遡上河川の一部では前期遡上群と後期遡上群が明確に分かれており、これらの間に遺伝的な違いが生じていることが分かった。また、人工飼育魚を他の河川から移植している川では、現在は野生サケが繁殖しているものの遺伝的には移植元の河川とよく似た組成となっていた。これらの結果は、サケには遡上時期によって遺伝的に明確な差異があり、別々の管理・保全が必要なことを示唆している。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 26292102
- 体系的課題番号 : JP26292102